かまぼこは冷凍できます。
しかし、かまぼこを冷凍する時は
買った時のままの袋の状態・板についた状態ではいけません。
取り外さずにそのまま冷凍すると、雑菌の繁殖の原因になったり
食感や風味を損なう恐れがあるからです。
後で美味しく食べようとかまぼこを冷凍したのに、
まずい・悪いではもったいないですよね。
そうならないためにも、いくつかのポイントを押さえておくことが大事です。
特に、かまぼこは一気に食べるものというより
お弁当にちょこっと添えたり、夕食の副菜の一品だったりと小まめに使うことが多いです。
しっかり冷凍保存しておけば、普段の調理にも役立つこと間違いなしですよ(^^♪
ということで、ここからはかまぼこの冷凍保存の仕方や
美味しく食べるためにどんな解凍をしたらいいのかなど、
かまぼこの冷凍についてご紹介していきましょう。
目次
かまぼこを冷凍して保存する方法は?何か注意点はある?
かまぼこを冷凍保存するには、いくつかのポイントがあります。
まずは手順です。
①かまぼこ板を外す
②かまぼこを薄く切り、一枚ずつラップに包む
③ラップに包んだかまぼこを、トレーやバット(金属製のものが良い)並べ冷凍庫へ
④かまぼこが凍ったら、密閉できるジップのついたフリーザーバックまたは密閉容器に入れる
かまぼこを冷凍する時に大事なのは、なるべく早く冷凍状態にすること。
よく鮮度を保つには「急速冷凍!」なんて言葉を耳にしますよね。
並べるトレーを金属製にした方がいいのも、少しでも早く冷凍するための工夫です。
なるべく味や品質を落とさないためにも、「急速冷凍!」が大事なんですね。
1枚1枚薄く切ることも、その工夫の一つ。
さらに言うと、1枚ずつラップに包まってるので
必要分取り出して解凍・調理ができる利点もあります。
注意したいのは、空気です。
かまぼこを冷凍すると変色してしまうという話を聞いたことがありますが、
空気に触れる状態で保存されていると冷凍焼けを起こしたり色抜けする場合があります。
このような心配をなくすためにも、フリーザーバックを使う場合は
空気をしっかり抜いて封をしましょう。
ジップ部分も合わさっているか、指で押さえてチェックですよ。
タッパなどの容器にする場合も、空気が入らない密閉できるものを選んでくださいね。
このようにかまぼこがしっかり冷凍できると、
後々の使い勝手が良くなるので以上のポイントを忘れないようにしましょう。
かまぼこを冷凍したら賞味期限ってどうなる?解凍の仕方は??
食材を冷凍保存すると賞味期限ってすごく延びるイメージありませんか?
筆者は、冷凍すればどんなものでも1年以上は持つものだと信じてた時がありました・・・
実際にはそんなことがある訳もなく、自分の中の都市伝説だった訳ですが^^;
冷凍したかまぼこの賞味期限は、1ヵ月です。
それ以上保存することもできますが、1ヵ月を過ぎたら後はもう劣化の一途と思いましょう。
冷凍保存している間も、ゆっくりではありますが品質は落ちていきます。
賞味期限1ヵ月といっても、なるべく早く食べる方がいいので
あくまでも目安にしてより良く消費してくださいね。
ちなみに、かまぼこを冷凍して食べる時は自然解凍がよいです。
常温や室温での解凍ではなく、冷蔵庫で自然解凍しましょう。
冷蔵庫での解凍は時間がかかるので、
食べる前日に冷凍庫から移しておくくらいがベスト。
どうしても急いで解凍したい!という時は、
煮物や鍋料理など煮込みに使うのであればそのまま入れてもOKです。
それ以外だと電子レンジでの解凍もありますが、あまりお勧めできません。
食感が悪くなるので、なるべくならしない方が無難です。
かまぼこを冷凍すると「す」が入るって本当?味や食感に変化は?
かまぼこを冷凍すると「す」が入りやすくなるのは本当です。
かまぼこを冷凍すると食感に違いを感じるのはこのせいですね。
保存状況によっては、スカスカのスポンジみたいになった!なんて話も聞きますが、
実はそこまで悪いことばかりではないんです。
「す」とは、小さくポコポコ穴が開いた気泡のようなもの。
「す」の入ったかまぼこをスープや煮物、鍋料理に使うと、
この気泡に味や旨味が染み込み美味しく調理することが出来るんです。
普段のかまぼこから比べると「す」が入ることは欠点に見えますが、
使い方によっては意外な利点になるんですね。
筆者がおすすめなのは、おでんです。
「す」の入ったかまぼこを見て「え?これ大丈夫?」と
家族に言われたことがあるんですが、味や食感には文句は出ませんでした(^^♪
先ほどの冷凍の保存の手順でもご説明した通り
かまぼこを薄く切ることで「す」を入りにくくすることもできます。
このように、食感に違いを最小限にする工夫もできるので、
多少の「す」を悪いことと捉えずうまく活用してくださいね。
キャラクターかまぼこも冷凍できるの?そのままの色や形は保てる?
キャラクターかまぼこも普通のかまぼこと同様に冷凍できます。
冷凍保存する手順も全く同じです。
色や形についても、空気に触れずしっかり保存が出来ていれば
あまり変化なく解凍した後も使えます。
キャラクターかまぼこって、お子さんに大人気ですよね。
お子さんのお弁当に使うことも多いと思います。
1枚ずつスライスされた冷凍かまぼこは、お弁当にもってこいです。
キャラクターの絵柄を生かすためにも、できればそのまま入れたいところですが
冷蔵庫で自然解凍した後はなるべく加熱調理することをおすすめします。
特に夏場や湿気の多い時期は、フライパンで焼くなどして加熱した方がいいですね。
冷凍保存でかまぼこの賞味期限は延びますが、なるべく火を通して食すようにしましょう。
まとめ
かまぼこはスーパーでもお手頃価格で買えますし、
そのまま食べるのはもちろん焼いて揚げて煮て・・・と
色々な調理法ができるので重宝しますよね。
冷蔵庫で保存できるうちに使いきれれば一番いいのですが、
買いすぎや頂き物などで余った時は冷凍保存しましょう。
賞味期限も延びますし、意外に使い勝手も良いのでおすすめです。
ただし、冷凍保存=絶対大丈夫!なわけではないので
食べる前にぬめりや臭いなどおかしい点があったら即処分してくださいね。
うまく冷凍保存を活用して、かまぼこを美味しくいただきましょう(^^♪