ペットボトルの形が違うのはなぜ?飲み物別に分かれているの?

1週間でペットボトル飲料の飲み物ってどのくらい購入しますか?
今や、飲み物の定番となっているペットボトル。
毎日ペットボトル飲料を購入しているという人は少なくありません。
でもペットボトルって色々な形がありますよね。
実はペットボトルの形の違いは飲み物によって違いがあったって知っていました?
今回はペットボトルの形についてお話します。

目次

【ペットボトルの形って炭酸とお茶などで違っている?】

ペットボトルで飲み物を飲むとき、ペットボトルの形、ちゃんと見たことがありますか?
丸かったり、四角かったりと実は形は1つではないんです。

しかし、飲み物によって形が違うな、と感じていても何がどのように違うかを
わかっている人は少ないようです。
まずはペットボトルにはどんな種類があるのか、特徴と共にご紹介します。

ペットボトルの種類は以下のように分けられます。

■炭酸用ペットボトル(耐圧用ペットボトル)
特徴
・円筒状
・厚くて固め
・口部が透明
・底部はペタロイド形状
炭酸飲料に使われる

■耐熱用ペットボトル
特徴
・厚くて固い
・口部が白い
・凸凹構造
お茶、スポーツドリンク、野菜ジュース、果汁入りジュースなどに使われる

■無菌充填用ペットボトル
特徴
・強度を維持しつつ、持ちやすい構造
・薄くて柔らかい
・口部が透明
ミネラルウォーター、お茶などに使われる。

メーカーによって多少形が異なることもありますが、
基本的にはご紹介したように分かれています。

普段何気なくペットボトル飲料を飲んでいると思いますが、
実は細かく色々な工夫がされているんですね。

【ペットボトルの形が炭酸やお茶などで異なる理由は?】

ペットボトルの形が炭酸やお茶などで、なぜ違うのでしょうか?
ペットボトルの種類別に構造について説明します。

■炭酸用ペットボトル
炭酸飲料の場合、炭酸ガスの内側からの圧力に耐えられるような構造になっています。
圧力に耐えられない場合、へこんでしまったり、変形してしまうことが考えられます。

そのため、圧力が出来るだけ均等に受けられるように丸い形になっており、
また底も独特な形になっているのです。
飲み口に溝があるのも特徴ですが、それも炭酸ガスを抜くためでもあります。

■耐熱用ペットボトル
耐熱用とは温かい飲み物を入れるペットボトルとは違います。
高温で殺菌した飲み物を入れる用のペットボトルです。
そのため、高温に耐えることのできる材質を使用しています。

また高温で入れた飲み物が冷めた時、
普通のペットボトルだとへこんでしまう場合があるのですが、
そうならないために減圧吸収パネルという四角い凸凹があります。

■無菌充填用ボトル
他の種類のように圧力がかかったり、
熱に耐えるなどの必要はないため、薄くて軽い材質になっています。
柔らかいため、衝撃などで壊れないようにするための溝やくぼみがあります。

飲み物や入れ方、保存の仕方がそれぞれ違いがあり、その飲み物の特徴にあった
ペットボトルを使う必要があるため、形には違いがあるということなんですね。

【ペットボトルの形って、自販機とスーパー、コンビニのものと違うの?】

ペットボトルの形が自販機と
店頭のもので違うって思ったことありませんか?

実はペットボトルは種類にもよりますが、
自販機と店頭で形が違うものがあるんです。

なぜなら店頭サイズのままだと、
自販機から取り出す際に様々なトラブルが想定されてしまうからです。

例えば、店頭のサイズのままだと自販機には入らない。
ペットボトルを自販機に入れる場合、サイズに決まりがあります。

そのため自販機に入らないのであれば、
自販機に入るサイズに変更します。

とくに大容量と謳っているペットボトル飲料は、
サイズを変更しなくては行けなくなるでしょう。

その際サイズだけではなく、
自販機用と店頭用を見分けるため、
多少のデザインの違いもあるそうです。

またペットボトルの形が違うだけでなく、
自販機用は店頭のものより、衝撃に耐えられる強度になっています。

自販機は飲み物が落下して、
取り出し口に落ちてくる仕組みになっていますよね。

弱い素材を使っていると取り出すまでに、
へこんでしまったり、つぶれてしまうことが考えられます。

そのため、店頭で売っているペットボトルより
衝撃に耐えられる素材を使用しているのです。

例えば、お出かけする際に飲み物を持っていきたいという場合には、
少しコンパクトで強度のある、自販機のペットボトル飲料を
購入するというのも良いかもしれませんね。

【まとめ】

ペットボトルの形状や素材などは、どんな飲み物を入れるのか、
その入れる飲み物に最も適した方法で入れています。

そのため、おいしくペットボトルの飲料が飲めるということなのでしょう。
ペットボトルは自販機と店頭で販売しているものとでも、違いがあります。
そういったことをチェックしながら飲んでみるのも面白いかもしれませんね。