夢のマイホームは失敗できない!参考になる家購入での失敗例を紹介

誰もが夢見るマイホームですが、高額である上に生活の基盤となる場所なので、
簡単に買い替えることができない分、失敗は許されませんよね。

そんな中で、後悔の声は多くあり、
意外にも家を売って再び購入するという経験をする人も多いんです。

でも、当然、負担は大きくなり、
簡単にはいきませんよね。

今回は住宅購入に関する後悔の声を検証し、
失敗しない住宅購入のポイントをみていこうと思います。

目次

家購入で後悔していることは立地がダントツトップ。

実は、家のことで後悔しているのは立地だと答える人が一番多いんです。

多くの人は家を購入するに当たって、通勤通学、生活のしやすさなど、
きちんとリサーチして決定しているのですが、
購入前には想像しなかった後悔ポイントが出てくる場合があります。

例えば、郊外の広めの土地を安く購入できたとして、
当時は「多少通勤にはかかるけどマイホームのためには良し」と
考えたとした場合、大体は、通勤距離が遠いことに後悔しています。

会社と家の往復は毎日のことですし、大変と思う気持ちが一度出てくると、
続けるのが苦痛になるのは当然です。

学校のように、「何年間の辛抱」というわけにもいきませんしね。

また、郊外に慣れているし、移動は車!という人が後悔するのは、
近所に公園などがなく、いちいち車を使わなければいけないことに
子供が生まれて気が付くというパターンが多いです。

ちょっとお散歩に行くといっても、歩道がなかったりして、
安全に歩けないなど、実際、
そこに住んで歩いてみなければわからなかったりするんですよ。

幹線道路沿いは便利だと思ったら、予想以上に騒音がうるさかったり、
のどかな場所と思ったら自治体の関連行事が多かったり、
住民税が高かったり、住んでみての後悔ポイントは意外と多いです。

購入を検討する場所の制度や行事などは役場などを通じて確認し、
雰囲気を知るために昼間だけではなく、
夜の様子も確認することをおすすめします。

昼間は気付かなかったけど、夜は意外とこうだった!という点に気付くかもしれません。

私は立地自体には後悔していませんが、地域の行事が異常に多く、
お手伝いなどに駆り出されるため、
小さい子供がいるとなかなか大変だということを知った時、
先に調べておけば良かったなと思いました。

自治会費の他に行事費用が集金されるのが、何気に痛いんですよね。

モデルハウスの購入を失敗しないため、妥協案を明確にしよう。

家の購入を検討したら、多くの人がモデルハウスを見学に行くと思います。
住宅展示場の家と違って、分譲地にハウスメーカーが家を建て、
モデルハウスとして公開しているもので、
一定期間の後は一般の建売住宅と同じように販売されます。

モデルハウスは多くの人に見せたり、打合せの場所として使用したりした関係で、
価格も安くなり、設備も通常よりかなり充実していて、
グレードが高かったりするので、とても魅力的だったりします。

ハウスメーカーによっては展示期間に使っていた家具なども、
セットにして販売されたりもしますし、
実際に住んでいる雰囲気を先に見ることができる分、
イメージも湧きやすく、それ以上考えず購入することがあるんですが、
後悔するポイントがあります。

例えば、設備などが全てオプション品だったりするため、
修理の際は特注品となり、高額だったり、設備の補償は住み始めてからではなく
設置されてからなので短くなっていることも忘れてはいけません。

また、見た目のデザイン性に注力した物件になるので、
生活動線などは考えられていない場合が多く、
暮らしてみたらすごく生活しづらいということがあります。

モデルハウス以外に、最初から販売目的で建てられた
建売住宅というものがありますが、
これもあまり生活のしやすさは考えられていない場合が多いです。

売れ残った分譲地などの狭い土地にそれなりの広さの家を
無理矢理建てることも多いせいか、老化や階段が狭かったりするのが特徴的です。

無理矢理、家を建てた後の土地は、大体が変形で、庭が狭かったり、
車が絶対に必要な地域でも、駐車スペースが狭く、
大きい車に買い替えることができないという悩みを持つ人もいました。

その分、価格がとても安いので、どうしても家が欲しい、
妥協しても良いと思う人には良いと思いますよ。

でも、いくつかの展示場を見たり、住宅情報誌を見たりして、
間取りなどの理想を見つけ、妥協できる点、できない点などを明確にし、
妥協できない点にハマる部分がある物件は候補から外すことで、
後悔は減らせます。

駐車スペースは実際に停めてみれると良いですね。

私も建売は見学に行きましたが、階段幅が狭く
いつか必ず転落しそうだという恐怖を感じたのと、
今の車では駐車するのに、何回切り返しが必要か・・・と
思う庭だったので、検討もせず即却下となりました。

安いとは言っても、
住むまでにいろいろオプションを追加しなければならなかったので、
格安感もなかったというのもあります。

中古住宅を購入の失敗談はこんな感じ。

住宅購入の資金をなるべく低く抑えようと思うと、
中古物件を検討することもあると思います。
最近ではリノベーション住宅も流行っていたりしますし、
抵抗のない人も増えていると思います。

でもやはり、中古住宅を購入して後悔したという話は多く聞きます。
その理由を考えるとやはり中古ということで、家の老朽化が上げられます。

最初からリフォームも別に予算を取って、
新築より安く購入できそうだと思い中古を購入したのに、
実際にリフォームをしてみたら、予算を遥かにオーバーして、
新築よりも高くなったということがあるみたいです。

また、古民家購入の失敗例として、家の主軸となる部分にすでに傷みが生じていて、
耐震性など、重大な欠陥となっている場合もありますが、内部までは見えないため、
それを知らずに購入してしまうという恐ろしい例もありました。

主軸部分は修理も高額になり、修理もできない場合までありますので、
結局、建て替えになったりと、かなりの出費になってしまうんですよね。

極端な話ですが、事故物件ということもありえなくはないですし、
屋根裏に動物が住み着いていたという話もありましたよ。

築年数や構造に問題はないかどうかを確認するのは必須ですが、
それまで住んでいた人が、なぜ家を手放すのか、
近所でトラブルなどはなかったかなども、知っておくと安心です。

新築一戸建てを購入しても後悔するのはどんな点?

建売や中古で後悔するなら、自分で土地を選び、
設計に携わってゼロから作る新築一戸建ての方が良いと思いますよね。

実際、それが一番後悔しないで済むのかもしれません。

ですが、これはゼロから作るため、自分の理想の間取りなど、
イメージがしっかりしていなければ、結局は完成に盛り込むことができず、
後悔することになります。

情報をしっかり収集し、自分の理想のマイホーム案を立てましょう。

もちろん妥協せずに全ての希望を盛り込めば、それだけコストも高くなりますし、
簡単には行かないという人も多いと思います。

希望を叶えるためにハウスメーカーを大手ではなく、
ローコストメーカーにするという選択もあるのですが、
ローコスト住宅でも失敗例はあります。

例えば、ローコスト住宅の標準仕様の設備が
かなり安っぽい=安くて当然みたいに感じる部分があったり、
間取りを自由に変更できなかったりと自由度が低い場合が多いそう。

自由度の高いプランにすると、一般メーカーと変わらないくらいのコストになる上に、
保障は低いということもあるので、ハウスメーカー選びが重要なことが分かると思います。

でも、興味を持って先に追及しない限りは、
それを知るのは契約を交わした後だったりするので、
解約するにも費用がかかることになり、
後には引けずに後悔する住宅を建てることになるというパターンです。

ハウスメーカーの提示する予算だけではなく、
口コミなどできる限り生の声を集めて検討するようにしましょう。

大手でもローコストでも、疑問に思った事はすぐに確認することは忘れてはいけません。
そしてそれにすぐに返事ができないようなメーカーは少し気を付けた方が良いと私は思います。

私は注文で家を建てましたが、ハウスメーカー選びは本当に真剣にしましたよ。

先に一社契約したのですが、ちょっと気になるところが出て来たので、
費用は少しかかりましたが、解約して今のハウスメーカーに変えました。

そのおかげか家自体に後悔はしていません。
とても暮らしやすい家になりましたよ。

決めては、疑問点にその場で明確に答えてくれる、
個人的な部分はしっかり確認してくれるなど、対応の良さでしたね。

家を購入して失敗したのは、やはりローン。

新築するにしても、建売や中古を購入するにしても、
総コストやローンのことはみんなが悩む部分だと思います。

購入を検討し始めた時の予算より、実際の建築費用、
購入費用がかさんでしまい予算オーバーした金額で
ローンを組むことになってしまう場合がかなり多いです。

その金額で余裕をもって支払いをしていけるなら、
家も妥協せず良かったという結果になるのでしょうが、
支払いが厳しいとなると、後悔しかありませんよね。

家を購入した時よりも、収入が減ってしまったり、
ボーナス払いがあるのに、ボーナスがカットになってしまったり・・・。

病気やケガで働けないなんてこともあるかもしれません。

変動金利か固定金利かでも迷いますよね。
この辺はファイナンシャルプランナーの方にお願いし、
金利をその時より少し高めにした設定で、両方の返済パターンを見せてもらい、
検討すると良いと思います。

金利はあくまで予想にはなりますが、その差を知ることで検討の材料になります。

いろんな部分でファイナンシャルプランナーの意見を聞くことが力になりますし、
多くのハウスメーカーで、無料で紹介、ライフプランニングをしてくれます。

私自身もファイナンシャルプランナーですが、
第三者の意見を聞くのは重要だなと感じ、とても参考になりました。

あとで返済が苦しくならないように、最初から無理はしないようにしましょう。

まとめ

住宅購入が決まると気分も上がって、判断力も鈍るかもしれません。

ですが、そこで勢いに任せて適当な判断をしてしまうと、
後悔することになってしまいます。

家を売って新しい家を購入することにしても、
先に買った家が売れないということもあったり、
少なくとも、予算は大きくオーバーすることになりかねません。

しっかり情報を集め、急がずゆっくり、
迷ったら一度持ち帰ってクールダウンするくらいの気持ちを持って、
後悔しない家を手に入れましょう。