靴下のかかとに毛玉が良く出来るのはなぜ?毛玉の原因っていったい何?

靴下のかかとに毛玉ができやすいのは、摩擦と静電気のせいです。

靴を履いた時の摩擦や洗濯した時の摩擦などによって出来ます。
毛玉がかかとに多くみられるのは、靴との摩擦が一番多い箇所だからです。

特に靴のサイズが自分に合ったサイズでないと、
歩くたびに靴との摩擦が起きて余計にできやすくなります。

このように原因がわかれば、毛玉ができないようにするのは
どうしたらよいのかおのずとわかってきます。

ということで、ここからは靴下の毛玉の具体的な原因や防止するための対策法など
すぐにでも役立つ豆知識をご紹介しましょう。

目次

●靴下の毛玉は素材による?!毛玉ができやすい理由は?

靴下もいろんな素材で作られてますよね。

中でも、「ポリエステル」「アクリル」「ナイロン」の
化学繊維の御三家とも呼べるこれらの素材は
静電気が起きやすい=毛玉ができやすいです。

個人的には、ポリエステルの靴下の毛玉が一番できやすいように思います。

特に、ポリエステルは靴下だけに限らず色々な衣類に使われる代表的な素材なので、
身近にある分、毛玉が良く出来るように感じているのかもしれません。

一般的に、天然の繊維を使った素材は毛玉ができにくいと言われていますが、
ポリエステルなどの化学繊維との混合素材になると毛玉ができやすく注意が必要です。

冒頭にもお伝えした通り、毛玉の原因は摩擦と静電気です。
摩擦によって起きた静電気で、生地の繊維が絡み合い毛玉が作られます。

つまり、静電気が起きにくい天然の繊維の靴下を選べば毛玉は減らせるということです。

天然の繊維というと、綿・絹・麻・カシミヤなどが良く知られている素材です。
ただこのような素材100%のものは、意外とお値段もするのが難点。

お財布の事情も考えると、毛玉の為に全部を天然の素材に!という訳にはいかないですが、
ある程度知っておくと靴下を買い替える時に役立つので覚えておいてくださいね。

靴下の毛玉の原因は静電気だけではありません。
洗濯の時も、他の衣類との摩擦によって毛玉ができてしまいます。

普段なにげなく洗っている靴下も、次のことを気を付ければ防止策になるので要チェックです。

・靴下は裏返して洗濯する(表面との摩擦を減らす)
・洗濯ネットにいれて洗う(他の衣類との接点を減らす)
・タオルとは一緒に洗わない(タオルとの摩擦は毛玉率高い!)
・手洗いする

ひと手間かかりますが、どれも簡単です。
効果もしっかりあるので、是非行って体感してくださいね。

●スニーカーに靴下は毛玉ができやすい?!どうしたら防止できる?

スニーカーは、歩きやすい・運動しやすい靴なので歩数と同時に摩擦量も自然と増えます。
それもあって、靴下に毛玉ができやすいです。

ただし、しっかり自分に合ったサイズのスニーカーを選ぶことで
だいぶ毛玉の発生率を抑えることができると言われています。

ぶかぶかの靴を履けば、それだけ靴の中で足が当たる回数(摩擦量)が増えるので
当然毛玉にとっては「待ってました!」といわんばかりの環境です。

靴選びも靴下に毛玉をつけないための防止する策だと思いましょう。
ジャストサイズを心がけてくださいね。

●靴下の毛玉を取る方法は?生地を傷めずにきれいに取るコツとは

毛玉を取るには、メリットデメリットありますが色々な方法があります。

・カミソリ

靴下の毛玉にカミソリを使う時は、顔や腕などの産毛を剃るように
生地に対して刃をやや寝かし気味に使うと穴を開けたり傷つけたりせず取ることができます。

カミソリは、普段使う馴染みの良いものを使うと失敗することもなくいいですよ。

・スポンジ

スポンジは、片面が硬いものを用意します。
そして、この硬い面の目が粗ければ粗いほど毛玉がとれやすくなるので、
なるべく目の粗いものを選びましょう。

やり方は、毛玉の部分に硬い面をあててスライドし絡め取るようにします。
あまり強く押し当てると、生地が伸びたり最悪穴が開いてしまうので気を付けましょう。

・ハサミ

地道で時間はかかりますが、確実に取れる方法です。
ダメージを少なくするためにも、切れ味の良いものを用意すること。

通常のハサミでも、眉毛を整えるような小さいハサミでもOKです。
集中力を欠くと、生地ごと切る羽目になるので注意してくださいね。

・毛玉取り機

毛玉を取る専用の機械ですね。
靴下の毛玉には、この毛玉取り機が一番いいという話です。

100均でも売っていますが、切れ味や機能の面を考えて
そこそこのメーカーものを使う方がおすすめです。

生地にも優しいので、使い方をしっかり守れば毛玉がきれいに取れて
新品のような仕上がりになるようですよ。

どの方法でも、毛玉と生地の境目に気を付けて行えば
靴下に穴を開けたり伸びてよれよれにさせることはありません。

筆者は、毛玉が目立ってきたなぁと思うとカミソリの方法をいつもやるのですが、
きれいに取り切った時の達成感はなかなかのものです。

最近では、毛玉ができにくい靴下なるものも販売されているので
そういったものを選んで購入するのも良いですね。

どちらにしても、摩擦がある以上毛玉が絶対に出来ないことはないので
こういった方法を覚えておいて損はありません。

自分に合う方法で、やってみてくださいね。

●毛玉だらけの靴下は捨てる?捨てない?何かに再利用はできる?

何回とっても毛玉がついてしまう・・・
もう毛玉だらけで取るのも疲れた・・・

なんて時、このまま捨てようか、はたまた、まだ履けるのでは?なんて
思いを巡らせる人も多いのではないでしょうか。

捨てる捨てないについては、その人の性分もあるので一概に言えないと思います。
毛玉だらけでも家でなら履ける!外ではキレイな靴下にする!など
割り切って履くのもありですね。

他にも、履きたくはないけど捨てるには惜しい・・・なんて時は掃除道具として使うこともできます。

毛玉だらけの靴下をリメイクして、人形の衣装にしてしまう器用な人がいるという話も聞きます。

靴下を裏返して綿を詰め縫い付けて、そのまま人形にすることも出来るんだとか。
探せばまだまだ、再利用できる道は色々ありそうですね。

筆者は、よく掃除道具として使っています。

手に靴下を装着して使うのですが、毛玉が細かいゴミやホコリを絡め取ってくれて、
タンスなどの隙間掃除に大活躍しています。

あらかた使って汚くなったら捨てていますが、最後までうまく使えているかなと思っています。

せっかくなので毛玉だらけ=捨てるではなく、できるなら有効活用してくださいね。

●まとめ

知らない間にできている毛玉たち・・・
どっから湧いて出たの?!ってくらいあっという間に増えてたりして油断なりません。

ただ、原因は摩擦と静電気とはっきりしているので、対策の方法もしっかりとれることがわかりました。
出来てしまった毛玉も簡単に取れるので、是非今回の方法でお試しください。

毛玉に悩まされない靴下ライフが送れますように(^^♪