女性は妊娠すると体調に様々な変化が出てきます。
脅かすわけではないですが出産は命がけです。
妊娠中は悪阻など美容師の業務に支障が出ることもあるでしょう。
お腹が大きくなればお腹の張りなど違った症状も増えてきます。
大きなトラブルなく元気な赤ちゃんを産むために、
妊娠中の体の変化やどのような問題が起きてくるのかを知っておき備えましょう。
目次
美容師の妊娠で最大の試練はつわり?
妊娠初期のつわりは美容師に限らず多くの女性が苦しむ症状ですよね。
つわりにも種類があり、水やお茶さえ受け付けなくなり吐いてしまう人や、
食べていないと落ち着かず気持ち悪くなってしまう人もいます。
水分補給さえ出来ないような状態になってしまうと、
栄養不足や脱水症状になりやすくなってしまいます。
美容師の仕事は勤務時間が長く、
基本的には立ち仕事とかなり体力的にハードです。
食事が上手く取れないと仕事に支障が出るだけでなく、
お母さんが栄養不足ではお腹の中の赤ちゃんにも良くないでしょう。
食べていないと気持ちが悪くなってしまう
『食べづわり』と言われる症状も仕事中は辛いかもしれないですね。
美容師はお客様との会話も大事にしなければなりませんので、
常に何かを口に入れながら仕事をするという事が難しい職業です。
土日などの忙しい日は休憩時間すらまともに取れず
空腹で気持ち悪さが増長してしまうこともあるでしょう。
また、美容師だとつわりの症状がある人は
薬剤などのにおいも辛いかもしれません。
実際にカラー材を乳化したときの
鼻にツンとくるにおいで気持ち悪くなるという人もいます。
しかし、「妊娠したのでカットしかしません」という訳にもいかないですよね。
美容師妊婦さんのつわりは働くうえで障害が多くなってしまうようです。
美容師でつわりがひどいときはどうしたらいいの?
前に述べたように、美容師の妊娠はつわりがあると
仕事に支障が出てきてしまうでしょう。
一番は病院に行き医師と相談し休むことです。
とは言っても簡単に休める仕事ではないので、私自身の経験から、
上手くつわりと向き合いながら
仕事を続けられるような対策方法お伝えしていきます。
常にムカムカして気持ち悪い、
吐き気がする(実際に吐いてしまう)などの
吐きづわりの症状は、まずはリラックスすることが必要になってきます。
実際に施術中でお客様と話をしているときは
症状が出ないな・・・という経験はありませんか?
『病は気から』という言葉もあるように、
気を紛らわせて症状を落ち着かせることが対策のひとつになります。
“今日、施術中は吐き気なかったな・・・”という経験が救いになり、
“常にではなく、仕事をしているときは大丈夫。”
と、つわりから解放される時間があることに
気付けるようになることは大事なことです。
食事が上手く取れないときは無理して食べるのではなく、
ウィダーゼリーやコーンフレークなど、
自分にとって口に入れやすいものを見つけましょう。
栄養の偏りが気になったりもするでしょうが、
まず何かを口にして栄養補給をすることが大切です。
食べづわりは血糖値が下がってしまうと症状が出やすいようなので、
小さな飴やグミを携帯しておくといいでしょう。
お手洗いに行く隙や、お客様のお飲み物を入れる際など、
こまめにササっと糖分が摂取できると少しマシになるかもしれません。
薬剤などのにおいに関しては同じ空間で働く以上
なかなか避けることは難しいと思いますのでマスクを着用しましょう。
美容師=マスク禁止・・・なんて古いです。
マスク=エチケットですので、着用することに問題は全くありません。
“こうすればつわりの症状が落ち着くな・・・”というポイントを見つけて、
上手くつわりと向き合いながら働けるといいですね。
美容師が妊娠報告はいつまでにするべき?
美容師は妊娠報告をお客様にもしなければなりません。
引継ぎの関係もあるので、
安定期に入る頃にお客様にお話しを始めていきましょう。
報告が遅れてしまうと、
「次回は違うスタイリストが担当します」ということになりかねません。
上司への報告は安定期より前に行うと良いかもしれません。
妊娠初期は流産の可能性もあるのでなるべく言いたくないという思いもありますが、
つわりなどで体調が安定しないときこそ周りの協力が必要です。
なるべく働きやすい環境を整えるためにも、
きちんと報告し理解してもらうことが大切になるでしょう。
美容師の妊娠、アシスタントの場合はどうする?
アシスタントだから妊娠したらいけないなんてことはありません。
まずは早めに上司へ報告し、そこから今後のことを相談していきましょう。
スタイリストになりたい!という思いがあるならその旨をしっかりと伝え、
産休に入る前にここまで合格したいなど目標を決めて、
無理のないペースで取り組んでいけるといいですね。
「美容師をしながら子育てはつらいな・・・」と
感じてしまうのであれば辞めるのもありでしょう。
美容師はいつでも戻ろうと思えばできますが、
妊娠期間含め子育てはすべて一瞬です。
一度お休みし、自分や子供と向き合う時間を作ることも良いでしょう。
まとめ
つわりの症状はひどい場合、出産まで入院になるケースもあります。
いろいろ述べてきましたが、不安なときやどうしても
仕事が辛い際は医師や上司と相談することが大事です。
ゆっくり体を休める時間も、
赤ちゃんをお腹の中で育てるうえで大切なことです。
一番はこれから産まれてくる赤ちゃんの命ですので、
そのことを念頭に置き、健やかなマタニティライフを過ごせるといいですね。