調剤薬局事務ってどんな仕事?未経験からのスタートは難しい⁉

調剤薬局事務の仕事は在宅で資格を取得することが出来、
安定して働ける仕事として近年とても人気のある職業です。 

出産や子育てなどで一度仕事を離れることになったとしても、
『資格がある・経験がある』ことは
とても強みであり再就職もしやすいでしょう。

私が調剤薬局事務の仕事を始めたきっかけも
資格を持ち長く安定して働きたいと思ったからでした。

この記事では全く違う職業から未経験で入社した私が、
調剤薬局事務の仕事内容や体験談、調剤事務あるあるなどを紹介していきますね。

目次

調剤薬局事務の仕事って大変?忙しい時期はいつ? 

調剤薬局事務の主な仕事内容は、
大きく分けると『受付業務』『レセプト業務』です。

『受付業務』は患者様から
処方箋とお薬手帳を受け取ったり問診をしたりします。

薬局に来た患者様との最初のやりとりになりますので、
笑顔や気配りなどの接客スキルも求められます。

『レセプト業務』は専門知識が求められる仕事です。
病院・薬局問わず、健康保険証をお持ちの患者様には
その日かかった医療費の全額ではなく一部をお支払いいただきます。

残りの部分は「国民健康保険団体連合会」
「社会保険診療(調剤)報酬支払基金」といった「審査支払機関」へ請求を行います。

会社が成り立つうえで最も重要な業務といっても過言ではないでしょう。
?調剤薬局事務ってやっぱり難しいのでは?・・・と思ったあなた。大丈夫です。

一見難しいかもしれないですが、
保険の知識や仕組みは資格取得の勉強である程度理解できれば
あとはやりながら自然と覚えますし、
レセプト請求業務も今はレセコン(専門ソフトが入ったパソコン)がありますので
慣れてしまえば作業自体は単純です。

忙しい時期は薬局によって多少の違いはあるかと思いますが、
インフルエンザが流行する12月~2月、
耳鼻科の門前になると花粉症シーズンの34月が繁忙期になります。 

調剤薬局事務って暇な時間は何しているの? 

これも薬局によって違いはあると思いますが・・・

私の勤めていた薬局は事務が1人でしたので
患者様のいない時間に溜まっていた仕事を片付けていました。

特に急ぎの案件がなく仕事もある程度片付いていたときは、
薬剤師と雑談をしたりお菓子を食べたりしていました。

自由ですよね。

いざお菓子を口に入れると患者様が来るというのもあるあるで、
そういった意味でもマスクは手放せませんでした。 

調剤薬局事務って実は休みが少ないって本当!?

調剤薬局事務の勤務時間は平均7時間~8時間です。
休憩時間も2時間ほどあるのも魅力的ですよね。

終わり時間は病院に残っている患者様に
処方箋が出るかどうかで変動はありますが、
基本的には18時で閉める薬局さんも多く目立つ残業はないでしょう。

ただ、木曜・土曜午後休診など、
週に半日休みが2回あるような薬局は日曜日しか休みがありません。

いくら半日休みが2回あるといえ、
6日で出勤しなければなりません。

「半日休みがあるから平気」と思えれば問題ないですが、
丸一日の休みが少ないのは少し迷うところではありますよね。

更に休日当番を受け入れる病院の
門前薬局は日曜日や祝日に出勤になることもあります。 

勤務時間やお休みなど気になる点は
就職前に面接などで確認しておくといいでしょう。 

調剤薬局で事務として勤めて楽しいと感じる瞬間

正直、調剤薬局事務の給料の手取りはどちらかと言えば低いでしょう。

仕事も地味で、患者様との関りは
実際に調剤をする薬剤師の方が多く、
特に誰かから感謝をされることもありません。(泣)

その中でも私が毎月楽しみにしていた瞬間があります。
それは保険者から送られてくる封筒を開けるときでした。

中身はお知らせ等と訂正の必要なレセプトです。
※返戻(へんれい)といいます。

この返戻というものは自分のミスだけではなく、
どうしても防げない理由(患者様が無効の保険証を持ってきていた等)で
戻ってくることもあるのですが・・・

これが0件だったときの達成感はひとしおです。

防げるミスは防いだぞ、
0件ということは未請求分が遅延することなく振り込まれるぞ、
会社に貢献したぞという満足感に浸ります。

調剤薬局事務のやりがいはこれなのではと感じる瞬間でした。
・・・褒められたことはありませんが(泣)(泣)  

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

調剤薬局事務は専門知識が必要ですが、
在宅で資格を取ることが可能です。

一度就職し経験を積めば出産や子育てで離職したとしても
戻ることができるという仕事は意外と少なく、
女性にとってはかなり魅力的なポイントですよね。

初めは覚えることも多く苦労するかもしれませんが、
何年か経験を積むと転職もしやすいですし、
重宝される人材になることができるでしょう。