お家の掃除をしていたらフローリングにカビが…
お風呂場などであれば専用の瀬在などもありますが、
フローリングにカビが出来た場合、
そんな方法で落とすのがベストなのでしょうか?
今回はフローリングのカビの掃除方法についてしらべてみました。
目次
【フローリングのカビにはどんな洗剤が効果的?】
お家の中にカビが出来るって結構ショックですよね。
出来やすいお風呂場などでもカビが発生するとショックなのに、
出来にくいフローリングにカビが出来るなんて…
フローリングに出来てしまったカビは取り方をするとキレイになるのでしょうか?
フローリングのカビの除去としておすすめなのが“無水エタノール”。
よく聞くエタノールは消毒用とされており、
様々な場所に手などの消毒のために置かれているのを見たことがあるのではないでしょうか?
無水エタノールとはその名の通り、水分を含まないエタノールです。
通常のエタノールと無水エタノールの違いはエタノールの含有量。
通常のエタノールはエタノール含有量が80%に対し、無水エタノールは99.5%。
エタノールの含有量が高いことで洗浄力も高くなるのです。
なぜフローリングのカビに無水エタノールが効果的なのか?
それはエタノールにはタンパク質をその場に固める作用があります。
カビはタンパク質などで構成されているので
エタノールを使用することでカビを分解することができるのです。
また無水エタノールは発揮性が高いため、
すぐに蒸発してくれるので拭き残しなどの水滴が残る心配もいりません。
水滴が残るとその部分が気になってしまいますよね。
そういった心配がないことも
フローリングのかび除去におすすめの理由のひとつなのです。
エタノールを使ったフローリングのカビの落とし方をご紹介します。
・無水エタノール 80ml
・水 ⒛ml
・スプレーボトル
まずスプレーボトルに無水エタノールと水を入れて混ぜます。
あとはカビの気になる部分にエタノール水を吹きかけ、
あとは乾いた布や雑巾で拭き取れば完了です。
とっても簡単な方法ですよね。
しかしこのエタノール水を使用する際には注意点もあります。
・必ず希釈して使用する
先ほどもお伝えしましたが、無水エタノールは発揮性が高いという特徴があります。
発揮性が高いことでのメリットはありますが、希釈しないで使用すると
カビを除去する前に蒸発してしまう可能性があります。
必ず水を混ぜて使うようにしてください。
心配であれば無水エタノールではなく
消毒用のエタノールを使用するのでも問題はありません。
カビを除去する力は少し落ちますが、扱いは楽になります。
初めての方は消毒用のエタノールから試してみるのも良いでしょう。
・色落ちなどは?!はじなどの場所で試してから使用する
フローリングの素材によっては、色落ちしてしまう場合もあります。
まずは目立たないところで使用してから、他の部分も使用するようにしましょう。
・ゴム手袋を使用する
無水エタノールは効果が高い分、肌への刺激も強くなります。
そのため、肌に触れてしまうと肌荒れをしてしまう可能性も。
必ずゴム手袋を着用の上、使用するようにしましょう。
・換気をしっかり行う
無水エタノールを使用する際は、
窓やドアなどを開けてしっかり換気しながら使用するようにしましょう。
無水エタノールはアルコール濃度が高いため、
換気せずに行うと酔ったような感覚になる可能性があります。
必ず換気を行うようにしてください。
・近くで火を使用しない
無水エタノールはアルコール濃度が高いため、
近くで火を使うと引火しやすい性質があります。
絶対に火のある近くでは使用しないでください。
畳もフローリングと同じ方法でカビを除去することが出来ます。
畳みの場合はエタノール水を吹きかけた後に、歯ブラシなどで軽く擦ってから
雑巾などで拭き取ることでより効果的にカビを除去することが出来ます。
カビに効果のあるエタノール。
以上のことに注意しながら安全に使用するようにしましょう。
【フローリングのカビはワックスでは予防できないの?おススメの予防法は?】
フローリングを保護する効果のあるワックス。
ワックスがけをしただけでは、カビを予防することはできないのでしょうか?
ワックスがけをすることでカビの予防にもなります。
しかし通常のフローリングワックスの効果は長く持って1年、短くて半年。
知らない間に効果がなくなってしまっていることが多いのです。
また色々な状況によって部分的に剥がれてしまったり、
ワックスがけしたときに隙間があったりなどの原因から、
水気がフローリングに染み込みカビが発生してしまうことも。
ワックスがけしているから安心なんてことはないんです。
ではフローリングのカビの予防にはどんな方法が良いのでしょうか?
フローリングにカビが発生してしまう理由は様々です。
しかし、特に原因と言われているのが
・布団の敷きっぱなし
・結露の放置
・部屋の湿度が高い
まず布団を敷きっぱなしの場合はその状態を改善しなくてはいけません。
いちいち畳むのは面倒かもしれませんが、
カビが発生しないためにも起きたらすぐ畳むようにしましょう。
畳むのがどうしても面倒という方には、布団とフローリングの間に
すのこなどをおいて通気性を良くするという方法もおすすめです。
また布団は汗を吸いやすい性質もあり、たとえ布団を毎回畳んでいても汗の湿気が
布団に残ってしまい、結果カビを発生させてしまうことも。
布団に残った湿気を取り除くためにも、晴れた日などには布団を干すようにしましょう。
外気温と室内の温度に差があると、窓の付近には結露が発生します。
放っておくとその水分がフローリングに染み込み、カビの原因に。
結露に気づいたらすぐに乾いた布や雑巾などで拭き取るようにしましょう。
普段仕事で家にいる時間が少ない場合には窓に貼るだけで結露を予防してくれる
シートなどもあるので、そういったものを使用するのも良いでしょう。
部屋の湿度を高くしすぎないためには、換気が必須です。
可能な限り窓などを開けて、換気するようにしましょう。
梅雨の時期など窓を開けることのできない場合は除湿器などをうまく使って、
部屋の湿気を除去するようにしてください。
ちょっと気をつけるだけで、フローリングのカビは予防できます。
お伝えしたことを普段からぜひ気をつけてみてください!
【賃貸の部屋の畳やフローリングにカビが発生した場合には?】
持ち家だとカビが出来た時に様々な方法を試すことが出来ますが、
賃貸だとそうもいかないですよね。
もし変に傷を作ってしまったら…色落ちさせてしまったら…
フローリングにカビが発生したら賃貸の場合はどうしたら良いのでしょうか?
フローリングのカビは先ほどご紹介した方法で落とすことはできます。
しかし、変なシミなどを作ってしまうと退去するときに修繕費用を
請求されてしまう可能性もあります。
でもカビがあるのは気になりますよね。
まずカビが出来てしまった場合、賃貸の管理会社に連絡するようにしましょう。
部屋の造りによってカビができやすい環境にある場合もあります。
そういった場合には管理会社がカビを除去する責任があります。
まず管理会社に連絡してから、その後の対処法を考えるようにしましょう。
もし自分の責任でカビが出来てしまったら、
修繕費用などは必要になってしまうかもしれません。
カビが出来ないためにも部屋の換気をしっかり行うなど、
カビの発生しやすい環境を作らないように心がけましょう。
【まとめ】
フローリングのカビの除去にはエタノールがおすすめです。
簡単な方法でカビの除去が行えるのでぜひ試してみてください。
ただし注意点もいくつかあるので、必ず確認してから行うようにしましょう。
また賃貸の場合は、まずは管理会社に連絡し、そのあとで対処法を考えるようにしましょう。
くれぐれも自己判断のみで行わないように。
カビを発生させないためにも予防を行うこともとっても大切です。
予防法もすぐに行うことの出来る事ばかりなので、すぐに始めるようにしましょう。