水筒に入れた飲み物っていつまで飲める?翌日なら問題ない?!

水筒に入った飲み物の残りを飲んだら変な味がした?!

学校に行ったり、会社に出勤する際、
水筒に飲み物を入れて持って行くといった方は、最近では少なくありません。

それもそのはず、ペットボトル飲料を毎日購入しようものなら、
1ヶ月でそれ相当のお値段となってしまい、あまりにも不経済です。

でも、たまに水筒に入れた飲み物をそのままにしてしまって、
「まだ飲めるかな?」と不安になった経験はありませんか?

事実、私も、まだ大丈夫だろうと自己判断で飲んでみたところ、
変な味がしたので、一口であっても飲んだことを後悔した苦い思い出があります。

今回は、そんな水筒に入れた飲み物がいつまで飲めるのか、
またどういった飲み物であれば飲むことができるのかについて、解説いたします。

目次

水筒を忘れた次の日のお茶は飲める?お水はどう?

お茶を作って水筒に入れるのは、
だいたい前日の午後になることが多いです。

そんな水筒に入れっぱなしになった飲み物は、
次の日の午前中であれば、特に問題なく飲むことが可能です。

もちろん、直射日光の当たるような場所に置いていたり、
水筒自体が不衛生だったり、直接口をつけて飲む直飲みタイプの水筒で、
すでに飲みかけていたら、傷みが出てきてしまっていたり、
雑菌が入りやすくなっていますので、注意を払わねばなりません。

水道水には、塩素や次亜塩素酸カルシウム(俗に言う「カルキ」)が
含まれていますので、殺菌や消毒の効果が期待できます。

したがって、水道水であれば、冷蔵庫や水筒の中に入れておいても、一
週間程度は日持ちします。

ところが、水道水は沸騰させてしまいますと、
防腐効果のある成分が飛んでしまうこととなり、
途端に傷んでしまうので気をつけてください。

よって、一度沸騰させた水道水なら翌日中に、
同様の理由により家で煮出して作ったお茶も1~2日中には飲みきってしまいましょう。

水筒を忘れた翌日にできる対処法

真空断熱タイプの水筒であれば、
そこまで品質の劣化を気にする必要はありません。

とはいえ、前述したとおり、直接口をつけて飲むタイプの水筒であれば、
口内細菌が付着して、雑菌が繁殖しているかもしれません。

そこで、水筒を忘れた翌日にできることとしては、
酸化を防止するために急冷したりレモン汁を垂らす、
水出しのお茶を使って作ったものかどうか確認する
(沸騰していなければまだしばらくは飲めるからです)といったアプローチがあります。

もちろん、少し飲んでみて、酸っぱくなっていたり、
違和感があるようでしたら、迷わず捨ててしまいましょう。

水筒がぬるい?!その原因として考えられることって?

保温機能のある水筒なのに、
飲んでみると「あれ?ぬるい?」「冷たくない?」と思うことがあったりします。

それは、水筒の寿命が原因です。

水筒の機能が低下する理由として考えられるのは、
落したりぶつけたことによる瓶の損傷、熱が通りやすいスリムな水筒であること、
水筒の表面が凹んでしまったことなどが挙げられます。

水筒の表面のステンレスが凹んでしまうと、
断熱性能がキープできなくなってしまうのだそうです。

ほかにも、塩素系の漂白剤の使用やおかずやスープを入れて
ジャーとして使ったことによる内部の劣化、
使用禁止になっているのに食器洗い乾燥機を使用してしまうことによって、
水筒本体に赤サビや穴が開いてしまうこともあり、
こちらについても温度を保つことができなくなってしまいます。

水筒が漏れる原因として想定できる理由とは?!

ちゃんと「ふた」を閉めたはずなのに、
ある日突然、水筒からポタポタとしずくが落ちてきて困ったことはありませんか?

水筒が漏れる原因として考えられるのは、
ふたの奥に装着されているゴムパッキン等の劣化、
飲み物を水筒の上限ギリギリまで入れていることによるこぼれ、
飲み口を閉める時に斜めにしてしまった等が考えられます。

水筒から飲み物が漏れるようなことがないよう飲み物を満タンまで入れないことや、
平らな場所に置いてから飲み口をセットするようにすると良いですよ。

また、お手入れのときに、ゴムパッキンを外すことがあると思いますが、
再度装着するときには、しっかりと隙間ができないように気をつけましょう。

水筒の中身を飲んでいないまま放置していたときはいつまで飲める?

雑菌が増殖するためには次の3つの条件が揃っている必要があります。

それは、①栄養・②温度・③水分です。

したがって、水道水であれば、栄養もなく、
温度も水筒内で適正に保たれているため、一週間程度であれば飲むことができます。

ところが、厄介なのは、お茶など有機物を使った飲み物です。

ティーパックなどをそのまま入れっぱなしにした状態であれば、
栄養が腐敗している可能性があるので、飲むことはおすすめできません。

なお、水道水であっても、一度沸騰させたものであれば、
お茶など有機物と同様に注意してください。

水筒を放置してしまっても飲めるシチュエーションって?

水筒は、12時間程度であれば、中身の温度をキープすることができますので、
飲めなくなるほど菌が繁殖することは、ほとんどありません。

また、保冷効果の極めて高い水筒であったり、
あらかじめ氷を入れて冷やしておくことで、さらに長持ちさせることもできます。

温かい飲み物は、温度がありますので、
前述したように、雑菌が繁殖しやすくなっています。

残念ですが、当日中に飲み切ることができず放置してしまった場合には、
捨ててしまうようにしましょう。

水筒の大きさは年齢によって見直しが必要です

大人であれば、自分がその日どのくらい飲むかある程度の予測と調整が効きますが、
子どもの場合はそうではありません。

そこで子どもの年齢に応じて適量サイズ入る水筒を選んであげる必要があります。

たとえば幼稚園児の場合、中身がなくなったら補充してくれる幼稚園の場合は
300~400ml入る水筒でもOKですし、そうでなくても600ml程度の水筒で十分です。

小学校に入学してからは、800ml~1Lの水筒が主流で人気があります。

中学生以上で、部活などをしている子どもであれば、1.5Lサイズであったり、
大きいものでは2Lといった水筒もありますので、
年齢を考慮して子どもに見合ったサイズの水筒を持たせてあげるようにしてください。

水筒の紐の汚れが目立ってきてしまったらどうしたらいい?

子どもの水筒の紐が汚れてくることは、当たり前のことです。

日々肩から下げて持って行くので、
どうしてもさまざまな汚れが付着してしまうからです。

洗濯していても、どうしても黒ずみなどが目立ってきてしまったとき、
どうすればいいのかおすすめの方法をいくつかご紹介させていただきます。

まずはそのまま洗濯してみましょう。

それでも駄目なら、中性洗剤を付けた歯ブラシでゴシゴシと磨いてみましょう。

まだ汚れが残っているようでしたら、
酸素系漂白剤や重曹を溶かしたお湯に一晩つけ置きをしてみてください。

これで結構汚れが落とせるものですよ。

もっと簡単にという方には、メラミンスポンジでこすってみるという裏ワザもあります。

どうしようもなくなったときは、
あらためて紐だけを購入することもできますが、これは最後の切り札ですね。

まとめ【結局水筒の飲み残しは中身によっては翌日でも飲める!】

いかがでしたか?

よくあるペットボトルのミネラルウォーターですと、
防腐効果がないだけでなく、保温効果もありませんので、
たとえ冷蔵庫保存していたとしても、1~2日以内には飲みきらなければなりません。

ですが、冷暗所に置いてあったり、カバンの中に入れっぱなしにしていたとしても、
保温機能のある水筒でしたら、水道水・お茶ともに翌日の午前中であれば、
飲めないことはないと言えます。

ただし、 翌日であっても、明らかに変色や異臭が認められる場合であれば、
身体に悪影響を及ぼすことがないわけではありませんので、飲むことは控えてください。

飲料水として利用できる水が、水道の蛇口をひねれば出てくる国というのも、
まだまだ多くはありません。

せっかく衛生的な水道水の恩恵を受けることのできる日本で暮らしているのですから、
水筒に入れて放置してしまったお茶や飲み物がダメになってしまっても、
洗って新しい水道水を入れておけば、何ら問題はありませんよ。

以上、水筒に入れた飲み物っていつまで飲める?翌日なら問題ない?!と題してお話させていただきました。