エアコンのフィルターの役割って?あるとないとではどう変わるの?

エアコンのフィルターは、小さなゴミやホコリなどからエアコンを守っています。

エアコンは部屋の空気を吸い込んで、循環させて暖めて又は冷やして
再び部屋に送り出しています。

そのフィルターがゴミやホコリで目詰まりすれば
スムーズに空気を吸い込むことが出来ず、
エアコンは余計な力を使って働かねばなりません。

例えば、風邪や花粉症などで使用するマスクありますよね。

マスクを通すことで、菌や花粉を防いだり取ったりしてくれますが
もし、そのマスクにゴミや汚れが目に見えるほど
たくさんついてしまったらどうでしょう。

きっと息苦しくなりますし、なんなら変な臭いも混ざって
気分が悪くなるかもしれません。

エアコンにとってのフィルターは、このマスクと似たような感じです。

フィルターはエアコンが正常にかつ効率よく、
長持ちするためにとても重要な存在なんです。

そんな重要なフィルターですから、お手入れもしっかりしないといけません。
時には掃除して、必要に応じて交換することもあります。

ということで、ここからはフィルターのお手入れ方法や
困った時のお助け情報など、簡単にご紹介していきましょう。

目次

エアコンのフィルターについた油汚れはどうしたらいい?きれいに落とせる?

エアコンはリビングに設置されてることが多く、特にキッチンとの距離が近いと
フィルターの油汚れはどうしても増えてしまいます。

キッチンがそばになくても、リビングで焼肉をしたり鍋をしたり
油汚れが出る機会はいくらでもありますよね。

普通、フィルターの汚れというと黒い綿のようなほこりが
みっしり詰まった姿を想像すると思いますが
油汚れの場合は、フィルターが茶色や黄ばんだような汚れがつきます。

こうなると、ホコリを掃っただけでは汚れは落ちません。
では、一体どうしたらいいでしょうか?

エアコンのフィルターをつけおきすると、油汚れが良く落とせます。
洗剤は、重曹をぬるま湯でといたものや、マジックリンなどを使うといいですよ。

エアコンのフィルターは、緩やかにカーブがかっているので
ちゃんと洗剤が留まっている部分とそうでない部分とムラが出やすいです。

そうなると、汚れが上手く落ちませんので
洗剤が均等にフィルターにつくように工夫してくださいね。

つけ置いた後は、軽くブラシでこすってお湯ですすいであげると
汚れがするするっと取れていきますよ。

エアコンのフィルターにヤニがついた時も
同じ方法できれいに落とせますので、ぜひお試しください。

最近は自動お掃除付きのエアコンも増えて、お掃除の手間が楽になっていますが
それでもたまにフィルターをチェックしてください。

エアコンのフィルターを掃除しないと、健康に悪影響が出る恐れがありますし
エアコンの寿命にもかかわってきます。

長く快適に使うためにも、特にオンシーズン中は小まめにチェックして
必要に応じてお掃除してくださいね。

エアコンのフィルター付近から白い粉がでる?!いったいこの白い粉は何?

エアコンから白い粉が出る原因は、エアコン洗浄によるものが考えられます。

エアコン本体の洗浄は、素人がするよりもプロの方にお願いするのが確実ですが
洗浄する工程の中でアルカリ性の洗浄剤を使用した後
しっかりとすすぎがされてないと残った洗浄剤が白い粉の原因となるようです。

こういったプロが使う洗剤は、
エアコン内部の汚れやカビなどに対応した強い洗浄力をもっているため
残っていると金属部分が腐食して、起動時に白い粉となって出てくるんですね。

もし、エアコン本体を洗浄した後にこのようなことが起きているのであれば
洗浄をお願いしたプロの方に連絡を取り事情を説明しましょう。

そうでなかったとしても、どうしたら良いのかわからない時は
まずは購入先の家電量販店やメーカーなどに問い合わせて対処法など
教えてもらえないか相談してみてくださいね。

エアコンのフィルターが破れたら直せる?破れた時はどうしたらいい?

フィルターをきれいに掃除するつもりが、洗いすぎて破れてしまった・・・

あまりにも汚れていたので、つい力が入って破ってしまった・・・

などなど理由は様々ですが、劣化や使用頻度などにより
フィルターも消耗品なので破れてしまうことがあります。

その場合は、破れ具合の多少を問わず
フィルターを新しいものに交換することをおすすめします。

メーカーに問い合わせて、交換用のフィルターがあれば取り寄せて
ない場合は、同系のフィルターがないかどうかなど問い合わせてみましょう。

エアコンのフィルターの代用として、
100均ショップにあるようなエアコンカバーや換気扇フィルターを
切り貼りする方法があります。

一時的に破れ部分を埋めることはできますが、
本来のフィルターとしての機能はやはり弱くなってしまいます。

エアコンのフィルターを自作することもできなくはないですが
どちらにしても交換のフィルターが来るまでの
一時しのぎ程度にした方がよさそうです。

このように、エアコンのフィルターを補修するにしても、
専用のものでないとどんな影響が出るかわかりません。

エアコン本体を買いかえるようなことが起きては、ショックも出費も大きいです。
なるべく、正規のメーカーのフィルターに交換するようにしましょう。

エアコンのフィルターにカビキラーを使っても大丈夫?カビの対処法は?

エアコンは、湿気が溜まりやすい場所です。
カビはアレルギーの原因にもなりますし、心配は尽きませんよね。

カビと聞くと、カビキラーと咄嗟に思い浮かぶほど強力で頼りになる洗剤ですが
エアコンにはNGです。

エアコンの部品はアルミ製が多いため、
カビキラーのようなアルカリ性の洗剤を使うと腐食する恐れがあり、
エアコンが故障する可能性があります。

では、いったいカビの対処はどうしたらいいのでしょうか?

一番安心なのは、プロの方にお願いすることです。

カビを取り除くには、表面だけでなく
エアコン本体・内部を丁寧に掃除しないと根本的な解決にはなりません。

エアコンを分解して、細部を洗浄するデリケートな作業になります。

個人で行うには限界があり、思わぬところを触ってどこか破損させたり、
組み立ての時にを元に戻せなくなってしまうリスクがあるので
少しでも不安がある場合は、無理はせずプロの方に依頼しましょう。

ただし、エアコンのフィルターについた黒いカビや
吹き出し付近の小さなカビなら、簡単に掃除ができます。

食器用洗剤などで使う中性洗剤をお湯で薄めて、
きれいなタオルなどの布でふき取ればOKです。
エアコン専用のクリーナーでもいいですね。

カビ入りの風なんて、できれば浴びたくないものです。
小さなお子さんやペットも含め、家族のことを考えると尚のことです。

エアコン本体・内部の掃除は、最低でも年に1回したいところですね。
カビとは無縁のクリーンで快適な空間で過ごせるよう心がけましょう。

まとめ

エアコンは、オンシーズンもオフシーズンも常にお部屋にあるので
知らず知らずのうちにホコリや汚れが溜まりやすいですよね。

エアコン本体や内部の掃除は大変ですが、
フィルターなら誰でも簡単に掃除ができます。

特にオンシーズンは、最低でも一か月に一回はフィルターの掃除をしてください。
もちろん、もっと小まめに掃除するとより良くなりますよ。

いつも快適な空間をつくってくれるエアコンにご苦労様の気持ちを込めて、
しっかりお掃除してあげてくださいね。