核家族が多い今の時代に、義両親と同居している割合はどのくらい?

義両親との同居率は今、1割に満たないそうですよ。

この割合をあなたはどう感じるでしょうか?

私は「やっぱり」という印象です。

昔は当たり前だった同居ですが、今はしない選択をする人が多く、
世代の差で考えも違ってくるため、悩む場合もあります。

今回は義両親との同居について考えている人に
役に立つ情報を紹介していこうと思います。

目次

義両親と同居している子供なしの夫婦は離婚率が高い?

義両親と同居していると離婚率は確かに高くなります。

子供がいれば、上手く間に入ってもらい、
クッションの役割をしてくれる場合もあるので、
多少、確率が下がる可能性はあります。

しかし、子供がいない場合、それができないために
不満やストレスが募っていき、夫婦の溝を深めていきます。

その結果、子供にも恵まれないということもあるようです。

耐えきれないと感じた時点で、別居の選択ができれば良いですが、
同居している理由を考えると、簡単にはいかないんですよね。

実の両親と同居している側は、親を大事に思いますし、
別居したいなんて言われたら、その気持ちを踏みにじられたようで
納得いかないかもしれません。

金銭的理由で、実家に同居という選択をする人も
実際に少なくはありませんし、別居する余裕がなければ
仕方がないという部分になります。

こうなってくると、夫婦の安定と生活の安定の選択、
妥協点や失うものなど、いろいろと考えることが出てきます。

うまく解決することができれば良いのですが、
そうはいかずに離婚に至ることが多くなるのです。

義理母と同居で生活費はどうしてた?経験者の私の場合

我が家の場合は、食費だけを折半、
他にかかるものは全て夫の給料で賄っていました。

ですが、これがかなりの負担でした。

実家ですので家賃がないのは良いのですが、
節約の感覚が、私たち夫婦と義理母では違うだめに、
「義理母のせいで生活費が足りない」と思うこともありました。

食費は折半とは言っても、食事も一緒だったので、
私たちだけで質素に食べるわけにもいかず、
義理母の希望を通していたら、食費は3倍になりました。

でも、特に嫁である私は
「実家に入れてもらった人間」として扱われたため、
何も言えなかったんですよね。

義両親との同居ブログや相談サイトで調べてみましたが、
同居で揉める原因になるのは、やはり、食費とお金の問題でした。

食事の好みが合わないのは、夫婦間でもありえることですが、
義両親と同居していると、食事は世代の違いをはじめ、
環境や好みの問題もあり、必ず合わない部分が出てきます。

同居は続けても、食事は別にするという家庭も
実は少なくないのですが、これがまたトラブルの原因です。

キッチンなどが二つあって、完全に別にできるなら良いのですが、
完全同居の場合、食事を作る時間、食べる時間が重なったり、
どちらかが譲ったりするようになります。

私の場合は、義理母が先に作っていましたが、
私が作っているものを必ず見られていることが
かなりのストレスだったんですよね。

冷蔵庫も一緒だと、中身のチェックも自然にできてしまいます。

義理親と同居のルールはお互いにストレスになる

実家で義両親と同居する場合、
後から入っていくのは自分たちになるので、
ルールは必然的に義両親に合わせることになります。

たとえば、食事の時間やお風呂の順番ですね。

掃除などの家事のやり方や、ご近所付き合いも
全て義両親の指示に従うしかないでしょう。

強い人なら、言い返したりもできるのでしょうが、
世代によっては、言い返されればさらに強く言う場合もあります。

なるべくなら揉めることなく、気持ちよく同居したいですし、
妥協できる点を妥協して、我慢して生活している人がほとんどです。

でも、そこで溜まるストレスは、夫婦間で愚痴として吐き出され、
それに対する相手の返事によって、溝ができてしまうんですよね。

本当に難しいものです。

夫婦共働きだったり、子供ができたりすると、
その生活もどんどん変化していくことになりますが、
同居だと、それも簡単にはいきません。

何かを選択する際にも、いちいち話し合いが必要なこともあります。

自分たちだけなら、自分たちのスタイルで済むんですけどね。

義両親も、決して意地悪で言っているわけではないのですが、
自分たちの方針に口を出されると気分は良くないと思います。

決められたルールを守ることもストレスになりますし、
自分たちに関係ない部分で、生活を変えなければならない義両親も
ストレスに感じるようになるようです。

外出する際も、お互いに気を遣って行先を伝えたり、
心配させないように早く帰ったりすることになるので、
発散もなかなか難しいです。

そうなると、自然に家の中の空気は重くなります。

私は家に帰るのが本当に嫌でした。

そう考えると、やはり同居をしない方が、
お互いに自由にのびのび暮らせますよね。

関係を崩さない、義両親との同居の断り方

自分たちではなく、義両親に不利益があることを
強調して断るのが一番だと思います。

義両親が同居をしたい理由にもよりますが、
する前の時点で義両親との同居が嫌だと思うなら、
絶対に同居するべきではないと私は考えています。

義両親は同居するために、支給品を相手仕様で持って来たり、
同居しやすい相手であることをアピールしたりすることもあります。

でも、それは罠だったという話をよく聞きます。

一度、同居を了承してしまうと、あっという間に話は進みます。

また、義両親と同居してしまうと、解消はなかなか難しいです。

「同居をすると義両親に迷惑がかかる」
「自分の性格だと、同居する義両親がストレスに感じる」など
断るために自分をダメな人間にすることが
角を立てずに、同居をしたくない意志を伝える方法です。

そういうマイナスの部分も「助けてあげる」という気持ちで
同居を希望し続ける義親もいるのですが、
そういう義両親のほうがおせっかいで、同居すると厄介なので
何度でも断るようにしましょう。

夫婦間で同居についての考えを話し合うことも大切です。

どういう理由で同居をしたくないのかを
きちんと伝えて、味方になってもらえれば心強いですね。

私は一度、同居してから別居することができましたが、
その理由は、板挟みだった夫が爆発したからです。

別居から同居になり、私たちの生活は一変しましたし、
干渉が激しく、自由が全くなかったので、
他人の私以上に、夫がストレスだったようです。

でも、義両親と同居を解消する理由を伝える時は、
私は自分を悪者にしました。

「私が至らないせいで義母にストレスを与えてしまうので、
このまま体を壊されたら困りますから、私たちは近くに暮らします」

そんな感じでしたね。

正直嫌だったのですが、我が家の場合、義理母が一人暮らしになるので、
今も徒歩圏内に住むという夫の意見に、私が妥協して同意しました。

今も事あるごとにやって来て、面倒な部分はありますが、
同居していたころに比べたら、天国と地獄ほど違います。

最低限譲れる部分は譲り、無理な部分は無理ということで、
今はそれなりに付き合っていますが、気持ち的な溝はあります。

そういう溝を作らないように、トラブルなく
上手に同居を拒否、解消できると良いですよね。

まとめ

まずは同居をしたい理由、したくない理由を明確にしましょう。

そうすることで、妥協できる部分も見えて来ますし、
各家庭に合った方法が見つかると思います。

一番安らげるはずの自宅が、ストレスの温床になってしまうのは、
自分たち世代も、親世代も辛いことですので、
心穏やかに過ごせる、後悔しない選択をしましょう。