珪藻土とは、植物性プランクトンが化石化したものです。
材質は硬く、表面が少しザラザラしています。
特徴として、吸水性が高く速乾性に優れ雑菌が繁殖しにくいです。
まさにバスマットしては、うってつけの性能ですね。
注意点としては、材質が硬いので
平らな場所におかないと割れてしまうことがあります。
あと、洗濯ができないので定期的に陰干しなどの手入れが必要になりますね。
それと珪藻土は使い始める時に、白い粉が出ることが多くあります。
この白い粉は、珪藻土が細かくなって表面についているだけなので
数日使えばなくなります。
間違っても、粉を落とすのに叩いたり振ったりしないようにしてくださいね。
布製のバスマットとは違うので注意しましょう。
ここからは、珪藻土バスマットのお手入れ方法や
注意点をご紹介していきましょう。
目次
珪藻土の吸水力は復活する?!お手入れのコツって?
珪藻土は使っていくうちに、ほこりや垢などが付き吸水力が落ちてきます。
そんな時は「紙やすり」で復活させましょう。
珪藻土バスマットの表面を、紙やすりでまんべんなくこすって
水でよく洗い流します。
この時、出た粉がバスマットの表面に残っていると目詰まりして
吸水力が落ちたままになってしまうので気をつけましょう。
最後に陰干しして、乾かしたら完了です。
ここで、注意点が1つあります。
干すときは必ず陰干しで、天日干しは厳禁です。
珪藻土バスマットの反りの原因になり、反ってしまうと割れやすくなります。
普段のお手入れでも、週に2、3回は風通しの良いところで
陰干しするようにしましょう。
もしできそうになければ、お風呂から上がった後
バスマットを立てかけておくように習慣づけてみてくださいね。
敷きっぱなしにしてしまうよりは、ずっと良いです。
ただ立てかけるだけだと、倒れて割れる恐れがあります。
その場合は、珪藻土バスマットを収納できるスタンドを活用するのもいいですね。
私は、100均ショップでまな板用のスタンドを
珪藻土バスマットのスタンドとして使っています。
スタンドの方が軽いと倒れやすいので、
比較的重さがあるものやスタンドの足がしっかりしたものを選ぶと安定しますよ。
良かったら試してみてくださいね。
珪藻土にかける紙やすりは何番が良い?気を付けるべき注意点とは
大体、200~400番位が目安です。
あくまでも目安なので、シミや汚れがある場合は
その度合いに応じて、紙やすりの番手を使い分けてください。
紙やすりは、数字が小さくなるほど目が粗く大きくなるほど目が細かいので
頑固な汚れを落としたい場合は、200番以下のやすりで削るのも良いです。
最後に目の細かいやすりをかけて仕上げると
バスマットに足を付けた時の感触が良くなりますよ。
珪藻土は、雑菌が繁殖しにくくカビが生えにくいとされていますが
もし生えてしまった時も同じく紙やすりで削り落とせます。
紙やすりはホームセンターや100均ショップなどにありますので
あらかじめ準備しておくといざという時便利ですよ。
珪藻土バスマットで傷がつく?!いったいどうしたらいいの?
珪藻土バスマットは材質が硬いので直置きすると床を傷つけることがあります。
床がクッションタイルであれば傷もつきにくいですが、
フローリングや硬い床だと傷防止のために
珪藻土バスマット専用のクッションマットを購入する必要が出てきます。
それほど高いものではないですが、出費がかさむのはデメリットですね。
傷とは関係ありませんが、もう1つ注意したい点があります。
珪藻土バスマットは、新品でもにおいが酷いものが稀にあることです。
珪藻土そのものはほぼ無臭です。
ですので、何らかの原因でにおいがついたのではとされていますが
これについては事前に知ることができないので、対策は難しいです。
気になるのであれば、直接店頭へ行って店員さんに聞いてみたり
商品を確認させてもらえるか相談してみるのが一番ですね。
珪藻土バスマットでイボや水虫が移る?!家族で共有しても大丈夫?
ウィルス性のイボがある人と珪藻土バスマットを共有していると、
そのイボが移るという話があります。
可能性は0ではありませんが、心配しなくて良いレベルです。
珪藻土バスマットを通して、水虫が移るという話もありますが
これについても同様です。
珪藻土バスマットはその性質上、菌が育ちにくい環境を作れるので、
家族で共有したとしても、限りなく可能性は低いと言えます。
少なくとも布製のバスマットよりは、移りにくいです。
ただし、ホコリや汚れがついたまま放っておくと
珪藻土バスマットの表面が目詰まりを起こし
そのせいで吸水力が落ちて菌が育ちやすい環境になるので注意してください。
珪藻土バスマットのお手入れを、普段からしていれば問題ないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
吸水力があってすぐ乾いてお手入れが簡単なんて
バスマットとしては理想的ですよね。
もちろんデメリットもありますが、
上手に付き合えばそこまで気にしなくても大丈夫です。
私の友人は、珪藻土バスマットを食器置きとして使っています。
珪藻土バスマットが届いたその日に不注意で割ってしまい
捨てるにはもったいなくて割れた一部をやすりで削って
洗った後の食器置きにリメイクしたんだそうです。
そんな発想もあるのかと、話を聞いた時は感心してしまいました。
こんな使い方は例外ですが、珪藻土の高い吸水力は本当に魅力的です。
そんな高い吸水力を保つためにも、定期的に紙やすりをかけて
気持ちの良い珪藻土バスマットにしてくださいね。