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貯金できないのは何も一人暮らしに限った話じゃありません
つい先日、老後の資金として一人2000万円が必要であると
政府が発表したことが問題視されています。
世論の反応は、そんなに貯金できている人はいないということの
裏打ちであるように思えてなりません。
そして、よく耳にするのが、
「一人暮らしをしているから貯金ができない」といった話です。
しかし、それは大いなる誤解ですよ!
なぜなら、一人暮らしだからこそ自分のこと以外に
お金を使わなくても済むといった見方ができなくないからです。
とくに、家族と同居していたり、小さな子どもがいるようなご家庭であれば、
働きに行くことさえままならないといった状況さえ起こり得ると言えます。
したがって、一人暮らしには一人暮らしの、
そうでない方にはそうでない方なりの事情があり、
誰もが貯金をすることが難しい時代に突入してきているのです。
あなたは大丈夫?そもそも貯金とへそくりの違いを説明できる?
「実はね、今月は3万円もへそくりできたの!」
このセリフには矛盾が潜んでいるのですが、お気づきでしょうか?
これは「へそくり」という言葉の誤用の典型パターンなんです。
そう、へそくりの定義とは、【誰にも口外せず黙って行なう貯蓄】のことなので、
セリフとして発してしまったら、もうそれはへそくりではなくなってしまいます。
つまり、最初のセリフの正しい言い回しは
「3万円もへそくりできた」→「3万円も貯金できた」となるのです。
揚げ足を取るような、また重箱の隅をつつくような指摘で大変恐縮なのですが、
間違った使い方をしている方が後を絶たない現状に、
ちょっと嘆かわしい思いがするのも事実です。
ちなみに、夫婦のへそくりの平均額は、
夫が40万円弱に対して、妻が89~100万円となっています。(参照元:明治安田生命調べ2016年11月時点)
貯金以外のへそくりがばれた時に役立つ言い訳3選
そんなへそくりですが、バレたときの対処法がわからず、
しどろもどろになってしまったり、焦って取り乱してしまい、
トラブルになったという経験を持っている方もいらっしゃることでしょう。
そこでおすすめしたいへそくりバレしたときの
正しい言い訳を3つご紹介いたします。
その1:嘘も方便!実家や知人から借りたお金の返済に充てるつもりだった
その2:子どもの将来のために使おうと思っていた
その3:キミのために内緒でプレゼントを買う資金にしたかった
いずれもパートナーがいることを前提にした言い訳となっていますが、
1や2のケースですと、「それじゃあ仕方ないわね」とあっさり許してもらえたり、
それ以上追及を受ける可能性は低いと言えます。
しかし、3を選べば、いずれにせよ、パートナーに使ってあげなければならなくなり、
へそくりをしていた意味がなくなってしまいますので、くれぐれもご注意ください。
貯金がたまらないのは子育てが原因?!
毎月人並みに稼いで、
自分のお小遣いは慎ましやかに雀の涙程度しか使っていない。
なのに、貯金ができない!とお嘆きの方の多くは、
子育ての費用がかかりすぎることを理由にしがちです。
それは正解でもあり間違いでもあります。
子どもを産み育てることは、当然お金がかかります。
ですが、子育てをしているのは、あなただけではありません。
他のご家庭も同じ状況でやりくりしています。
とはいえ、子育てにどの程度お金をかけるかは各家庭によってさまざまです。
教育熱心な親御さんであれば、子どもを塾に通わせたり、
受験をさせたり、私学に入れたりと必要以上にお金がかかってしまうものです。
したがって、子育ての費用も決して無理をせず、先々を念頭に置いて、
身の丈に合った範囲に留めておくことも大切だと言えます。
とにかく羨ましい!貯金しても使い道がないといった悩みを持つ人たち
一般的には、貯金はあってもその使い道がないなんて、
幸せな悩みだなと羨ましく思ってしまいますが、
当事者たちは結構真剣に悩んでいるようです。
たとえば、医者や弁護士といった専門的な仕事を生業にしている方たちは、
高給取りではあるものの、日々ハードワークに追われ、休みも返上で働いていたりします。
つまり、そういった人たちは、お金はあっても使う時間がないのです。
また、自分のためにお金を使うことができないといった志向の人も一定数存在しています。
お金を使うことに喜びを見いだせないだけでなく、
一体何のために貯金をしているのかわからなくなってしまい、
何のために生きているのかわからなくなってしまうこともあるようです。
貯金にうってつけ?!小銭をバケツに入れていく方法
よく釣り銭でもらった小銭を自宅でバケツに入れていけば、
あっという間に貯金ができるとあり、実践している人も珍しくありません。
この方法ですと、わざとお釣りが出るように支払いをすることで、
いくらでも貯金を増やすことができます。
ただし、小銭は思いのほか「重い」もの。
しかも、そのまま使うことができませんので、
金融機関に持ち込んで、両替をしてもらう手間がかかります。
もちろん、そのまま小銭として置いておけば、
無駄に使わなくて済み、一石二鳥です。
長期間自宅に置いておくにしても、
空き巣や泥棒の被害に遭わないよう、
管理だけはしっかりと行なっておきましょう。
貯金を小銭で増やしていくのは迷惑なことなの?
小銭とはいえ、れっきとしたお金に代わりありません。
それなのに、あろうことか一度の支払いで、
同じ硬貨は20枚までしか支払うことができないと法律に規定されています
(通貨の単位及び貨幣の発行等に関わる法律第7条)。
とはいえ、結論から申し上げますと、じゃらじゃらと小銭で支払っても、
お店や店員さんには多少イヤな顔をされるかもしれませんが、
決して迷惑になることはありません。
なぜなら、お店は常に「お釣り」となる小銭を用意しておきたいと考えているからです。
つまり、小銭を出した方がお店としてはありがたいときもあるのです。
ちなみに、10円玉を作るのにかかるコストは10円とされており、
5円玉で7円、1円玉で3円となるようです。
あなたが一人で1円玉や5円玉を大量に持っていれば、
国家的には迷惑な話であると言えなくもありませんが、
そんなことは知ったこっちゃないですよね。
貯金が少なくてとにかく不安で仕方がない方へ
いかがでしたか?
今やインターネットで検索すれば、性別や年代別で貯金の平均額を調べることは簡単です。
そして、その数字を見て、自分がちっとも貯金できていないと
不安になってしまうことも珍しくないでしょう。
しかし、統計はそのまま鵜呑みにするのは、早合点だと言えます。
たとえば、10人いて、そのうち1人が3000万円の貯金があり、
残りの9人が貯金ゼロだったとしても、
一人当たりの平均額は、300万円となるからです。
誰一人平均額の人がいなかったとしても、
平均は300万円になってしまうわけです!
つまり、情報やデータに惑わされることなく、
地に足の着いた自分なりの貯金方法を続けていくことで、
不安や焦りを払拭していくのが最良の道だと思われます。