蜘蛛の退治をするなら、蜘蛛専用の殺虫剤がよいです。
蜘蛛専用なので、ピンポイントに吹き付けるだけで簡単に退治できます。
殺虫剤によって蜘蛛の卵や特定の蜘蛛に効くもの、
蜘蛛の巣を予防できるものなどそれぞれタイプがあります。
そして、蜘蛛は主に次のような場所を好みます。
・暖かい場所
・強い風がふかない場所
・物静かな場所
・水にぬれない場所
あらかじめ蜘蛛が寄り付きそうな場所にスプレーなどの薬剤を塗布して、
蜘蛛が寄り付かないよう予防しておくのもいいですね。
蜘蛛退治用のバルサンのような燻煙タイプの殺虫剤もありますが、
卵状態だと効果がないなどスプレータイプとは異なる点もあるようです。
また、燻煙タイプは煙が出るため火事と間違われる可能性があり、
使用時には少し注意が必要です。
こういった殺虫剤は、換気を良くしたとしても
身体に害はないかなど心配になる方もいると思います。
そのような場合は、殺虫剤以外の方法で蜘蛛を退治しましょう。
蜘蛛には嫌いな香りや苦手なものがあるので、
逆手にとれば殺虫剤でなくても退治が出来ます。
ここからは、殺虫剤以外で出来る蜘蛛の退治方法をご紹介していきましょう。
蜘蛛の意外な一面もわかるので、是非最後までご覧くださいね。
目次
ベランダの蜘蛛を退治する方法は?室外で退治する注意点は?
ベランダの蜘蛛を退治する方法は、まずはベランダの掃除です。
ゴミを片付けて必要なら水を流して床をこすり洗いし、
蜘蛛の巣があるなら取り除きましょう。
ホコリや砂も、虫を寄せる原因になります。
掃除中に蜘蛛を見つけた場合は、殺虫剤を使って退治してもよいですし
ホウキなどをつかって外に追いやってもよいですね。
ベランダには洗濯物や植木鉢など、殺虫剤がかかってしまうとちょっとよろしくないので、
一旦室内に取り込む又は離れた場所に退避させてから使うようにしましょう。
マンションやアパートのベランダでお隣さんとの距離が近い時は、
風向きや殺虫剤の撒きすぎなどに注意してくださいね。
蜘蛛を退治するための殺虫剤ですが、人体にかかったり吸い込んでも良くないので
使用時の距離感には十分気をつけましょう。
ちなみに、植木鉢が置いてあるベランダは虫にとって好環境です。
家庭菜園などもそうですね。
緑が多いとどうしても虫が寄るので、蜘蛛にとっては格好の餌場になります。
・ベランダを普段からきれいにしておくこと
・ベランダに植物がある場合は、虫対策をする
など、蜘蛛を寄せ付けないような工夫をしましょう。
蜘蛛の退治には洗剤が効果あり?!どんな洗剤が効くのか?
蜘蛛の退治には、洗剤が効果大です。
使う洗剤は、食器用洗剤。
食器用洗剤をかけると、蜘蛛は即死すると言われています。
虫の体には「気功」と呼ばれる呼吸するための穴のようなものがあり、
洗剤に含まれる界面活性剤がその穴をふさぐため窒息死するそうです。
家の中で蜘蛛を退治するなら、この方法がベストかもしれません。
「蜘蛛がでた~!」と、殺虫剤を探している間に
肝心の蜘蛛がどこに行ったのかわからなくなった・・・なんてことありませんか?
食器用洗剤ならどの家にも1つはありますし、大抵台所に置いてあります。
すぐに持ってこられるので、蜘蛛を見失わず退治できますね。
また、食器用洗剤を使って蜘蛛退治の手作りスプレーが作れます。
水1ℓに食器用洗剤を小さじ1ほど入れたら完成です。
原液をそのまま蜘蛛にかけてもかまわないのですが、
スプレーにした方が使い勝手がいいので、薄めて作ることをおすすめします。
このスプレーさえ作っておけば、蜘蛛の退治はもちろん
巣がよく出来る場所にあらかじめ吹きかけておくと蜘蛛の巣予防にもなるので便利ですよ。
蜘蛛には苦手な香りがある?!アロマで撃退!手作りスプレー
蜘蛛は、柑橘系の香りが苦手です。
他にも、ミント系の香りやバジルやレモングラスなどのハーブ系、
ヒノキや杉、もみの木なども苦手と言われています。
つまり、蜘蛛の退治にはアロマオイルが有効ということです。
蜘蛛が苦手とするアロマオイルをしみこませた布を部屋に置いたり、
ヒノキなどならウッドチップなんかを通気性の良い袋に入れて
インテリアとして飾ってもいいですね。
もちろん、ディフューザーでアロマを焚くんでもOKです。
ミント系アロマで蜘蛛を退治するなら、ハッカ油が効果的です。
ハッカ油は原液そのままでも効果がありますが、
スプレーを手作りして使う方がお得で、用途の幅も広がるのでおすすめです。
簡単なので、材料と作り方を紹介しておきますね。
ハッカ油スプレー(100ml分)
・ハッカ油 10~20滴
・無水エタノール 10ml
・精製水 90ml
・スプレーボトル 1つ
①清潔なスプレーボトルに無水エタノールを入れる
②ハッカ油を加えて、軽く振って混ぜる
③さらに、精製水を加える
④蓋を閉めて、よく混ぜて完成
無水エタノールを入れるのは、水とハッカ油の分離をしにくくするためです。
水道水ではなく精製水をつかうのは、保存に適しているためです。
水道水でも問題なく作れますが、
カルキなどの不純物が入っているので早めに使い切る方が良いでしょう。
それと、蜘蛛はコーヒーが苦手ってご存知ですか?
コーヒーの香りではなく、カフェインが作用して蜘蛛が酔っぱらうと言われています。
コーヒーを飲んで酔っ払った蜘蛛は、挙動がおかしくなって
まともに巣が作れなくなるんだそうです。
数時間もすると元に戻るそうなので退治になるかは微妙なところですが、
もしコーヒーを飲まされ続けることになれば
蜘蛛も「こんなとこ居られるか!」と逃げてしまうかもしれませんね。
蜘蛛は退治しない方がいい?!意外なその理由とは
蜘蛛は、なるべくなら退治しない方がいいです。
なぜなら、蜘蛛は害虫を食べてくれるからです。
害虫とはダニ、ゴキブリ、ハエ、カメムシなど。
出来れば、顔を合わせたくない虫のオンパレードですね。
蜘蛛は見た目がそこそこ毒々しいので、同じような害虫だと思われがちです。
しかし、蜘蛛は害虫ではなく益虫(人にとって利益がある虫)なんです。
大きい蜘蛛でも出ようものならすぐにでも退治したくなるところですが、
実は放っておいても人間にとってほとんど害がなく、
むしろ害虫駆除をしてくれる頼もしい存在だったんですね。
家に出る大きい蜘蛛だと、アシダカグモが有名です。
このアシダカグモは、ゴキブリを食べてくれます。
退治しなければ、潜むゴキブリを一掃してくれるかもしれません。
ただし、その間アシダカグモも居座りますが・・・
逆に言うと、ゴキブリなどの害虫がいなくなれば蜘蛛もいなくなります。
なぜなら、蜘蛛にとって餌場でなくなったところに居座る理由がないからです。
筆者はこういった蜘蛛の一面を知ってから、殺せなくなってしまい
蜘蛛が出たら新聞紙ですくって外に放り投げています。
放り出した後は、家の中を徹底掃除です。
蜘蛛が出たということは、きっと餌になる虫がいるに違いない!と
掃除のバロメーターにしています(普段の掃除はしていますが、足りてないということ)
そのおかげか、我が家では年に1,2度見かける程度です。
蜘蛛が苦手な方からすれば、退治一択だと思いますが
退治の前に餌となる虫を寄せ付けないよう予防しておくことも案外いいですよ。
掃除やアロマオイルなどで、蜘蛛が来ないような環境作りも試してみてくださいね。
まとめ
蜘蛛を退治するなら殺虫剤がお手軽ですが、薬剤を使いたくない場合は
アロマなど蜘蛛が苦手とするもので代用できます。
ただ、蜘蛛は害虫を食べてくれる益虫でもあるので即退治するのよりは、
そもそもの根源となっている害虫を退治するべきかもしれないですね。
部屋やベランダをきれいにして、虫の寄り付かないようにすれば蜘蛛もこなくなります。
それでも蜘蛛が出て困る時は、殺虫剤やアロマオイルで対応してくださいね。