猫が段ボールを食べる理由って?!やめさせるにはどうすればいいの?

目次

猫がダンボールをかじることは珍しくない?!

猫を飼っていれば、爪とぎや猫ハウスといったものの素材として、
ダンボールは結構おなじみのものですよね。

冬は意外と暖かく、適度に湿度を吸収してくれるので、
猫にとって快適かつ安全に用いることのできるツールであると言えます。

ところが、そんなダンボールを食べてしまったり、
かじってしまう猫がいて悩まされている人もいらっしゃることでしょう。

猫がダンボールをかじる理由は、ストレス解消の手段としてであったり、
気が紛れるからであったり、あるいは歯が痒かったり、
野生の本能がそうさせるといったものまでさまざま考えられます。

ちなみに、猫が段ボールをかじることは
問題ありませんが(確かに飼い主としては散らかされて掃除が大変ですけれど・・・)、
食べてしまうことはよくありません。

今回は、そんな猫と段ボールの切っても切れない関係と
食べてしまうのがどうして良くないのかについてのお話をさせていただきます。

猫がダンボール遊びをしたがるのは普通のこと?!

自然界には、土や砂利、それに泥、木々の幹であったり、
緑が生い茂る原っぱなどさまざまな環境があるものです。

もともと野生動物だった猫もそういった非人工的なものと
ふれあいたいといった先天的なものがDNAの中に備わっているものです。

ですから、室内で飼われている猫は、変化に乏しい部屋の中で段ボールが身近にある
自然に近い存在であると認識しているようです。

段ボールの中に隠れてみたり、段ボールの上に登ってみたり、
段ボールをビリビリになるまで引っ掻いたりといった仕草を見せることがあります。

うちの猫だけかしらなんて悩まなくても、
だいたいの猫は段ボール遊びをしたがりますので、ご安心ください。

猫の爪とぎをダンボールで手作りする方法3!  

 猫の爪とぎを手作りすることができるって知っていましたか?

結構難しそうと工作やDIYが苦手な方でも簡単にできる方法がありますので、
ご紹介させていただきます。

その1:段ボールを短冊状にしてすべてをボコボコの側面が上に来るように揃えます。
それらをワンセットとしてまとめれば、ハイ出来上がりです。
その2:細長くカットしたダンボールを側面が上に来るようにしてくるくると巻いていきます。
それを何回も繰り返し行なうことで、最後には立派な円状の爪とぎが完成します。
その3:中心部に穴を開けたダンボールをひたすら四角くカットしていき、
輪投げの棒のようなポール(キッチンペーパーホルダーなどが最適です)に
穴を通して積み上げていけば、あら不思議、立派なスタンドタイプの爪とぎとなります。

猫の爪とぎとして使ったダンボールはリサイクル出来る?

ダンボールの処分方法として一般的なのは、
リサイクルの古紙回収してもらうことです。

とはいえ、猫が爪をといでボロボロになったダンボールを
そのままリサイクルに回すことに抵抗があるという方も少なからずいらっしゃいます。

たとえば、猫が使用したダンボールは猫の唾液や体毛、
爪が付着していることもよくありますので、回収してもらうには
あまりに衛生的ではないとの考え方もあるからです。

もちろん、猫の爪とぎ以外でも汚れているダンボールは
燃えるゴミとして分別することが妥当ですので、
やはりあまりに汚れがひどいような爪とぎでしたら、
ゴミ袋に入るサイズに小さく折りたたむなどして
燃えるゴミとして出す方法をおすすめいたします。

地域のルールによっても事情が異なってきますので、
詳しくはお住まいの行政機関や環境局等にお問い合わせください。 

猫の爪とぎ用ダンボールにまたたびを使ってみたところ・・・驚きの結果が!

 せっかく場所を取って、爪とぎダンボールを設置してあげたのに、
ちっとも爪とぎをしてくれないとお嘆きの飼い主さんもいらっしゃるかと思います。

猫は自由気まま気の向くままの生き物ですので、気に入らなかったり、
興味がなければ、これっぽっちも関心を示してくれないものです。

そんなわがまま強情な猫でも、唯一弱点があります。

それが「またたび」です。

またたびとは、ネコ科の動物の脳に働きかけて、
気持ち良くさせる効果がある植物です。

そんな魅力いっぱいのまたたびを爪とぎの段ボールに使ってあげれば、
猫はたちまち喜んで見たこともないような
恍惚の表情で爪をといでくれることが期待できますよ。 

猫用にダンボールでトンネルを手作りするには?

猫のトンネルとして市販されているものは、
ビニール製だったり、木製のものが主流です。

ですが、なかなかのお値段がするのが飼い主としては頭が痛いですよね。

そんなときは自宅で余っているダンボールを
使って手作りでトンネルを作ってあげましょう。

作るといっても、ただつなげてあげればトンネルになりますので、
汚れてきたり、へたってきたら、
また新しいものと取り替えてあげるだけで良いので簡単です。        

猫にダンボールを与えれば暖かいと思ってくれるもの

人間でもそうですが、キャンプに行って、テントで就寝するとき、
床材としてダンボールを用いることがありますよね。

ダンボールには適度な保温効果があるだけでなく、素材が空気を含んでいるため、
ダイレクトに地面と触れることがない分だけ
クッションとしての役割を果たしてくれる副効果もあります。

猫も例外ではなく、寒さが厳しくなってきたときには、
ダンボールを使って防寒をするようになります。

本来、砂漠に住んでいた猫は寒さにはテキメン弱い生き物です。

なお、ダンボールはなるべくしっかりした素材のものを選び、
猫のサイズに合ったものを与えてあげてください。

猫用のダンボールハウスだけでも冬の寒さ対策になる?! 

飼い主が留守にしている間の室温問題は、
みなさん悩ましいかとは思います。

とくに厳しい寒さが続くような冬の防寒対策を
どうすればいいのか考えさせられますよね。

24時間エアコンを使って室温を維持できるような余裕でもあればいいのですが、
なかなか電気代のことを考えるとできることではありません。

とはいえ、猫くらいのサイズであれば、ダンボールハウスにクッションや
温かい素材の敷物をしてあげるだけでも、十分暖を取ることができると言えます。

ほかにも、パネルタイプのヒーターマットやオイルヒーター、
ペット用のカイロを入れて使えるケースなどもありますので、
ダンボールハウスと併用してみてもいいかもしれません。

猫のダンボールハウスをおしゃれにアレンジしよう!          

いかにもダンボールで作ったハウスというのは、
インテリアとしてもいまいちですし、部屋の印象にも影響します。

だからこそ、あなただけのオリジナリティあふれる
ダンボールハウスにアレンジ&リメイクしてみるのもアリです。

たとえば、何の変哲もない四角いダンボールをおうちのように屋根を付けてあげたり、
窓のようなくり抜きをしてあげるのも、おしゃれに見せるポイントとなってきます。

ほかにも、お部屋全体のカラーに合わせてダンボールハウスの表面に
色紙やフェルトなど生地を用いてデコレーションしてみても随分と様変わりします。

猫が段ボールをかじるのではなく食べるなら要注意! 

 いかがでしたか?

段ボールは、やはり猫にとって、無くてはならないといっても
過言ではないほど愛着を示すアイテムです。

段ボールをかじるだけなら大丈夫ですが、もしも食べていることがあるようでしたら、
腸閉塞の原因にもなってしまいますので、直ちにやめさせなければなりません。

とはいえ、猫が段ボールを食べること自体はほとんどありませんが、心配なようでしたら、
爪とぎやハウスなどは段ボール以外の素材に変更してみたり、
獣医さんに相談してみるようにしてくださいね。