爪を噛む癖を予防するにはどうしたらいい?爪を噛んでしまう心理とは

爪を噛む癖を予防するには、爪から気をそらしたり
噛まないようにするための環境を整えることが重要になります。

爪を噛むという行動には、心理的要因があると言われていて
ストレスやイライラ、精神的な不安など、心のフラストレーションを
爪を噛むという動作によって発散させようとしているそうです。

無意識のうちにしていたり、爪を噛むことがよくないとわかっているのに
我慢できずにしてしまう、一種の強迫観念もあるという話です。

「子供の頃についた爪を噛む癖がやめられず、大人になっても噛み続けてしまう」
「悪い癖だと思うのに、やめられない」という悩みを抱えてる方は多いです。

そういったことで、爪を噛む癖を治すのに心療内科や精神科を受診する方もいるようですね。

精神的なケアで治すことも一つの手段ですが、爪を噛む癖は物理的な方法でも十分治ります。

ここでは、物理的にどうすれば爪を噛む癖を治していけるのか
予防法や対処法をご紹介していきましょう。

目次

■爪を噛む癖を治すには手袋をするといい?いつ手袋をすればいいの?

手袋は、爪を噛むことを物理的に遮断できる便利なアイテムです。
手袋はしたりしなかったりではなく、徹底的にすることが治す近道になります。

徹底的にといっても、外出先や職場では中々難しいですよね。

職場でも手袋OKであれば、ずっとつけておくに越したことはありませんが
業務に支障が出ては元も子もありません。

それに、職場では爪を噛むという行動は周りの目もあり控えがちになるので、
あえて手袋はしなくても良いかもしれないですね。

治すためとはいえ長い時間手袋をすると、蒸れて指がふやけてしまったり
汗などで不衛生になってかぶれてしまう可能性がないとも言えません。

爪を噛む癖があるうちは、菌を指先に繁殖させては逆効果です。
そのためにも、たまに手袋を外すタイミングを決めておくと良いですよ。

例えば、お風呂上りや水回りの家事をする時には外すとか
職場しないけど家ではするなど、自分にあったルールを決めましょう。

とにかく、爪を噛まない環境づくりが大事です。

慣れるまでは手袋をし続けることに違和感を感じますが、根気強く続けてください。
そのうちに慣れてしまいます。

使い捨ての薄手の手袋なんかをいつでも使えるように、
玄関やリビング、自分の部屋、トイレ、バッグの中などなど
家のあちこちにセッティングしておくなんてのも良さそうですね。

■爪を噛む癖はガムで紛らわすことができる?ガムを噛めば爪は噛まずに済むの?

爪を噛む癖をガムで紛らわすことができますが、予防法としては弱いです。

ガムを噛むことによって口が忙しくなっても、爪が気にならないことにはならないからです。

ただ、ガムを噛むことで気がまぎれたり爪から気をそらすことはできます。
そうすれば、爪を噛む回数は減る可能性は大きいです。

ガムに似た飴やグミも同じく有効ですが、
食べすぎると今度は虫歯や糖分過多など別の心配事が増えるのが難点ですね。

それに、ここまで読んだ方のほとんどが思ってること、
「ガムを噛んで癖が治るなら苦労はしない」ですよね。

爪を噛む癖の治りにくさもあって、そう思うのは当然です。

ですが、もしかしたらお気に入りの味のガムを見つけて、
爪よりもガムを噛むことに夢中になれるかもしれません。

どんなことが治るきっかけになるかは、やってみなければわかりません。

まだしたことがなければ、まずは試してみてくださいね。
それでも効果がなければ、さくっと別の方法にシフトチェンジしましょう。

■爪を噛む癖にはマニキュアが効果的?どうしてマニキュアがいいの?

爪を噛む癖を治すのに、マニキュアはとても効果があります。

マニキュアだけではありません。
ジェルネイルも非常に効果的です。

爪をコーティングすることで、爪の噛みづらさが生まれます。

爪を口に運んでも、その硬さやマニキュアをはがしてしまう罪悪感で
噛むことを躊躇するようになります。

マニキュアは、今や100均ショップでも売られていて入手がしやすいですし、
色の数も豊富で手軽に取り入れられるのが良いですね。

自分好みにデコレートすることで、
その可愛さやきれいさに爪を噛む衝動が治まる効果もあります。

このマニキュアに、匂いや苦み成分を混ぜることもできるんですよ。

爪を噛むことがあっても、嫌な臭いや苦みを感じるので
次第に噛まなくなるという優れものです。
Amazonなどのネットショップで購入できるので、探してみてくださいね。

ジェルネイルはマニキュアより持ちがよく、
水回りの家事をしたくらいでは落ちない強みがあります。
補強効果もあり、爪の噛み癖を治し始めた辺りの薄い爪を保護してくれます。

ジェルネイルであれば、最初はネイルサロンでするのがおすすめです。

マニキュアを塗るのとはまた少し勝手が違うので、
自宅でするにしても程度慣れてからの方が失敗も少なくなります。

個人的には、ジェルネイル>苦み成分入りマニキュア>普通のマニキュア の順で効果的だと思います。

爪を噛んでしまう人は、爪へのコンプレックスがある分徐々にきれいになっていくことで、
それを維持したいという気持ちが自然と湧いてきます。

そうなればこっちのもんです。
爪を噛む癖が治るのも時間の問題ですよ。

■爪を噛む癖は爪の形を変えてしまう?癖を治したら爪の形も戻るもの?

爪を噛む癖は、確実に爪の形を変えます。

人にもよりますが、爪を噛むことで深爪になり
酷い人だと血が出るまで噛んで、爪も指先もボロボロに・・・
形が変わるだけでなく、表面までデコボコになってしまいます。

爪の白い部分がなくなり、ピンクの部分が狭くなり
見た目にも小さく不格好な爪に変わっていきます。

爪を噛む癖がやめられないまま、その状態が長く続けば続くほど
爪の形が元に戻るにも相当の時間がかかります。

爪を噛む癖というのは、言ってしまえばやめられないタバコのようなもの。
悪いとわかっているのに、歯止めが効かない状態です。

ですが、タバコと違うところはその姿が見た目に映ることです。

不格好になった爪は、自分で見るのも人に見られるのも
決して気分のいいものではありません。

その気持ちを力にして、まずは治すための道に踏み込んでみましょう。
第一歩として、ネイルサロンに相談するのも良いですね。

ネイルサロンにいるのは、爪の専門家の方々です。
きっと協力してくれるはずですよ。

爪切りや爪やすりを、常に持ち歩くのも一つです。
バッグやポケットなど、いつも取り出せるようなところに忍ばせておきましょう。

爪先がガタガタになったり爪が欠けて気になる時、
つい口に持っていきがちなところを、爪切りや爪やすりで整える癖をつけるようにします。

お気に入りのデザインのものを持つのもいいですね。
気分もあがりますし、使う楽しみもできます。

結果、爪を噛まずにすむ + きれいにしているという意識を持つことで
満足感が得られるようになります。

その満足感が、爪を噛む抑止力に繋がるはずです。
是非、試してみてくださいね。

まとめ

私も、爪を噛んでしまう癖がありました。

当時、爪を噛む癖を治すのにテーピングやら絆創膏やら試しましたが
結局は引きちぎってしまい、意味がありませんでした。

友人に勧められカウンセラーのお世話になり、なぜ爪を噛んでしまうのか
その理由を知って、心の置き所のようなものが見つかってからは
自然と噛む回数が減っていき治りました。

意外と爪を噛んでしまう理由を受け入れると、楽になれるのかもしれないですね。

カウンセラーのお世話になるかは別として、
爪を噛む癖を治すのに何から取り組んでいいのかわからない人は、
今回ご紹介した予防法や対処法を参考にしてみてくださいね。

爪を噛む癖を治したい気持ちは強く持つことは大事ですが、
焦らず気負い過ぎず、無理なくマイペースに治していきましょう。