加湿器の水垢を簡単に落とせるのは、クエン酸です。
硬くて頑固な水垢でも、クエン酸で落とせます。
我が家にも加湿器がありますが、買ってから一年以上掃除をさぼったせいで
気付いた時にはえらいことになっていました。
加湿器を開けると茶色い水垢がびっしり・・・
中は分厚い水垢の膜に覆われていました。
触ってみると、
ガチガチでちょっと押したくらいじゃびくともしない硬さ。
どうにかして落とせないものかと四苦八苦してたのですが、
クエン酸が効くと聞いてさっそく試してみることに。
ガチガチだった水垢は、かさぶたみたいになってポロっと落とせました。
かなり簡単に落とせたので、同じように困っているならぜひ試してください。
ということで、加湿器の水垢をクエン酸でどうやって落とせばいいのか、
他にも加湿器の水垢に役立つ情報をご紹介していきましょう。
目次
加湿器の水垢を落とすにはクエン酸!そのお掃除方法とは??
<クエン酸でのお掃除方法>
①加湿器を各パーツに分解する
②加湿器に、水またはぬるま湯を張ってクエン酸を入れる(熱湯はNG)
③できたクエン酸水の中に、各パーツを浸け置きし最低でも一晩放置
④水洗い後、しっかり乾かしてからパーツを組み上げて終了
クエン酸を入れる分量は、1ℓにつき小さじ1くらいです。
筆者の体感では、分量はそこまで厳密にならなくても良いと思います。
ただクエン酸の量が少ないと効果が薄くなるので、この分量を基準に
頑固な水垢の場合は、少し濃い目のクエン酸水を作るといですよ。
かといって、入れすぎて濃度が高くなっても
加湿器が破損する可能性があるので、ほどほどに加減しましょう。
なんにせよ、加湿器の水垢をガチガチになるまで放っておかなければいいんです。
できるなら週に1回、最低でも月に1回はクエン酸洗浄しましょう。
余談ですが、クエン酸がない場合、同じ酸性をもつお酢で代用できるんです。
ですが、加湿器の水垢にお酢を使うのはあまりお勧めできません。
理由は・・・匂いです。
加湿器の水垢を落とせても、お酢の成分が残っている
蒸気にのって部屋の中にお酢の匂いが広がります。
お酢の匂いって、結構わかりますよね。
その点、クエン酸はほぼ無臭なので使い勝手が良いです。
ただ、加湿器の水垢掃除に効果があることに違いはないので、
匂いが気にならないのであればお酢を使ってみてくださいね。
●加湿器の水垢にハイターは効かない?!なぜ効かないの?
加湿器の水垢にハイターを使っても、効果はありません。
キッチンハイターでも同様です。
ハイターはアルカリ性、水垢もアルカリ性です。
アルカリ性の水垢に、アルカリ性のハイターを使っても意味がなく、
アルカリ性には酸性を使わないと効果が出ません。
先にも書いた通り、水垢に酸性のクエン酸が良く効くというのは
そういった理由があるからなんですね。
水垢は酸性(クエン酸)で落とす!覚えておいてくださいね。
●加湿器の水垢を放置するとどうなるの?身体に害はある?
加湿器の水垢を放置すると、加湿器に不具合が起きる可能性があります。
さらに、水垢と共に汚れやカビが発生している場合、身体に害を及ぼす恐れも。
水垢自体は、水道水に含まれるミネラル類が固まったものです。
なので、加湿器の水垢が直接身体に害であるわけではありません。
ですが、固まった水垢の中には少なからず菌や汚れが混ざっています。
そこからカビや雑菌が増え、蒸気と共に排出されたら・・・
なんだか聞いただけでも、気分が悪くなってきますよね。
このように、加湿器の水垢で何かしらの影響が出てからではよくありません。
加湿器のタンクの水は毎日変える、
水垢を含めフィルターの手入れは小まめにするなど、
チェックや掃除は怠らないようにしましょう。
加湿器が一番活動する秋~冬場にかけて、毎日当たり前のように使ってると
ついつい忘れがちになりますよね。
シーズンオフになったら、もう中を開けて確認することなく、
タンスや物置にしまわれてしまうことも多いのではないでしょうか。
健康的に使うためにも、加湿器の水垢や汚れは放置しないこと。
水垢や汚れがついてから掃除するのではなく、
つかないような手入れを心がけましょう。
●加湿器の水垢がピンク色なのはなぜ?!どうしたらピンク色にならずに済むの?
加湿器につくピンク色は、水垢ではありません。
このピンク色の正体は、セラチア菌とロドトルラという2種類の菌です。
セラチア菌は弱毒性があるため、免疫力が弱い又は低下してる人や
アレルギーを持っている人などには注意が必要です。
ロドトルラは、それ自体に毒も害もありませんがカビの発生源になるので
良いものとは言えません。
この2つの菌を取り除くには、クエン酸です。
ここでもクエン酸の登場です。本当にすごいクエン酸。
筆者の中では、クエン酸最強説が確固たるものになりつつあります。
すみません、話がそれましたね。
クエン酸でのお掃除方法をご紹介しましょう。
<ピンク色を取る掃除方法>
①タンクに入れる水1ℓにつき大体6~7g(約小さじ1)のクエン酸を入れる
②電源は入れず、そのまま一晩置く
③一晩置いた後、清潔なスポンジで軽くこすり丁寧に水洗いをする
これで、セラチア菌とロドトルラは取り除けます。
ただ、この2つの菌は水のあるところには発生しやすいので、
やはり小まめな掃除は欠かさないことが大事ですね。
まとめ
加湿器の水垢に害はありませんが、放っておいても良いことはないです。
空気中にカビや菌をまき散らしては、せっかくの加湿器の意味がなくなってしまいます。
加湿器は、健康になるためのアイテムですからね。
加湿器の蒸気を喉に当てて乾燥を防いだり、お肌にあてて美容効果を促したり
やはりクリーンであることが大前提でなくてはいけません。
清潔に保つことを忘れないようにしましょう。