一人暮らしで準備するものは人によって違う??
一人暮らしをすることになる理由は、
単身赴任や就職、進学など、さまざまなものがあります。
単身赴任を何度も経験していたり、
そもそも居所を転々としながら働いているような
ベテラン社会人の方にとっては、
「そんなことは朝飯前だし、いつもどおりにやればいいだけ」と、
もはやルーティンになっているかもしれません。
ですが、初めての一人暮らしを目前にして、
何をどうしたらいいのかとパニックになってしまっている
お若い方もいらっしゃることと思います。
そこで、今回は、熟知している人もそうでない人にも
一度目を通しておいてほしい一人暮らしにまつわるハウツーと
疑問解消につながるお話をさせていただきたいと思います。
目次
一人暮らしの準備費用の相場って?
そもそも一人暮らしをするには、準備費用が必要となってきます。
まずは、物件を探すとき、不動産会社を利用することになるかと思いますので、
そこで物件を紹介してもらったときに発生する仲介費用、
それに物件を押さえておきたいときに発生する手付金、
実際に契約したときには、さらにプラスアルファで、
大家さんに支払う敷金や礼金、それに火災保険料であったり、
前家賃一か月分・日割り家賃などがあります。
それらをトータルすれば、おおよそ家賃の5ヶ月分程度の出費となります。
もちろん、引越し業者に依頼すれば、そのコストも準備費用に加算されてきます。
ほかにも、当面の生活費として準備しておきたい現金や新しく家具や家電、
生活用品の購入費用がかかれば、それらも計上しなければなりません。
したがって、一人暮らしの準備費用の相場は、
家賃にもよりますが、概ね70万円程度であると言われています。
一人暮らし準備の際にはスケジュール立てるのがベター
一人暮らしの準備は、タイトな日程であれもこれもとこなしていかなければならず、
つい忘れてしまことで、余計な出費が発生してしまうことがありますので、注意が必要です。
そんなとき活躍してくれるのが、スケジュールです。
紙のスケジュール帳を利用してもよいですし、
パソコンで作成してみてもいいと思います。
いずれにせよ、自分が使い勝手が良いと思った方法によって、
いつ何をしなければならないかを明確にしておくことで、
見落としすることなく一人暮らしの準備を進めていくことができます。
一人暮らしの準備でおすすめチェックリスト活用術
一人暮らしの準備は、スケジュールを立てて、買い物に出かけたり、
役所関係の手続きを行なったり、また、電気水道ガスといった
ライフラインの手段を確保したりと、一人で全部こなすには時間も手間もかかります。
スケジュールを立てても、非効率な場合も珍しくありません。
それを効率的にしてくれるのが、チェックリストです。
最近は、インターネットで調べても一人暮らしの準備に使える
チェックリストを見つけることは可能ですが、
あなたにとって不必要な情報や要らない項目が入っていたりします。
たとえば、住民票を移すために役所を訪れたとき、
ほかにも、マイナンバーの住所変更、印鑑証明・国保・国民年金・介護保険の住所変更、
ペットの登録変更なども同時に行なっておくことで、何度も何度も役所に足を運ばなくても済みます。
一人暮らしの準備金が足りない!どうしたらいい?!
不動産会社や大家さんに費用を支払って、いざ引っ越ししようにも、
準備金が底をついてしまい、困ってしまうこともないわけではありません。
というのも、最初に予想しているより、細々とした準備金がかかってしまうので、
どうしても予算オーバーになってしまったりするからです。
そんなときは、一時的に家族や親戚にその旨を
きっちりと説明してお金を貸してもらうという方法があります。
それができない方には、そもそもの予定を変更することがおすすめです。
引越し業者を使うつもりだったのであれば、自力で引っ越しする、
あるいは、見積もりを取ってさらに安い業者に依頼する、
クレジットカードでの分割払いに応じてくれる業者に依頼する、
といったところを見直してみるようにしましょう。
一人暮らしの準備資金、緊急事態のとき使える裏ワザ!
もしも、一人暮らしの準備資金が捻出できない緊急事態が起こったとき、
使える裏ワザが、市役所でお金を借りることのできる
「緊急小口資金」を検討してもよいでしょう。
緊急小口資金とは、具体的には、急に仕事ができなくなるくらいの
病気や怪我をしてしまって、医療費などが莫大にかかってしまったり、
お金を盗まれてしまったり、火事などの被害にあったとき、
役所が一時的にお金を貸してくれる制度のことです。
また、自己都合ではなく、会社都合で突然の解雇や退職を
余儀なくされてしまった方も対象となります。
当てはまる項目が1つでもありましたら、
一度役所に相談に行ってみるのも、
取り得る手段として覚えておきたいところです。
一人暮らしの準備、社会人が特に気をつけたいポイント3つ!
社会人が一人暮らしの準備をする際、
特に気をつけておきたいポイントが3つあります。
まず、1つ目は、家賃です。
その目安としてよく言われているのが、
収入の三分の一の金額です。
あらかじめ計算して、無理なく一人暮らしができるよう
物件探しをすることが肝心です。
2つ目は、通勤時間です。
どんなに理想的な物件であっても、通勤時間がかかりすぎてしまっては、
あまり快適な一人暮らしが実現できるとは言い難いものがあります。
3つ目の気をつけていただきたいポイントは、
物件の近くに買い物をする場所があるかどうか下調べをしておくことです。
一人暮らしは何かと物入りだったりするものです。
そんなとき、すぐに買い出しができる商業施設や
コンビニ・スーパーが近くになければ、
大変不便な生活を強いられてしまいます。
以上の3つのポイントだけは、準備段階から確認しておきましょう。
一人暮らしの準備手続きで、つい忘れてしまいがちなこと
一人暮らしの準備手続きは、あれこれありますので、
ついついやり残してしまうことがあったりします。
たとえば、運転免許証を持っている方は、
免許証の住所変更もしなければなりません。
学生さんや扶養家族に入っている方であれば、
親や世帯主の加入している保険の住所変更手続きも必要となります。
こういった手続きは、案外忘れてしまいますので、ご留意ください。
一人暮らしの準備には女性ならではの注意点があった?!
女性が一人暮らしの準備をしていくにあたって、
注意したいことはさまざまあります。
たとえば、防犯やセキュリティの問題が挙げられます。
物件選びのときにも、
周辺地域で犯罪が多発していないかどうか調べておくことも大切です。
さらに、引越し業者を選ぶときにも、
女性のスタッフだけで対応してくれるサービスもありますので、
より念には念を入れて利用してみるというのも、取り得る対策と言えそうです。
また、女性の一人暮らしであると分からないようにする
カムフラージュ術を心がけるようにしましょう。
①カーテンの色を女性らしいものを選ばない
②下着など洗濯物を見えるところに干さないようにできるアイテムやスペースを確保する
③玄関先に男物の履物を準備しておく
上記のように身の安全に役立てることができます。
一人暮らしの準備中に買い物しておきたいマストアイテム
一人暮らしをはじめるとき、
最初はモノが少なくて何かと創意工夫しながら生活していくことが肝心です。
というのも、何もかも揃った状態で一人暮らしができる人はそういないからです。
そこで、一人暮らしの準備として、
ぜひ買っておくと重宝するアイテムをピックアップしてみました。
まずは、なんと言ってもトイレットペーパーです。
消耗品でもあり、生活必需品でもあるトイレットペーパーは、
つい買い忘れてしまいますが、なくては生活できません。
ほかにも、食器類も買いに行くにしても、
ダンボールなどの荷解きをするにしても、
少々時間がかかってしまいますので、
その間使えるものとして、紙コップや紙皿もおすすめです。
市区町村指定の分別用ゴミ袋も購入しておきたいアイテムです。
タオルも、余分に購入しておくと使えるアイテムです。
掃除をする際にも、またホコリを防ぐのにも利用できますし、
そのまま床に敷いて養生とすることで、その上にダンボールなどを置いて、
荷解きするといった使い方もできます。
まとめ【一人暮らしで準備すべき物・やるべきことのおさらい】
いかがでしたか?
とにかく一人暮らしは、お金も時間も労力もかかるものです。
引っ越しは、親しい人の死、離婚に次いで、
第3位に入る人生での大きなストレス要素であると言われています。
ただでさえ、進学や就職などといった環境の変化に
対応しなければならない場合もあって、
感じるストレスは想像以上となってきます。
そんなとき、「もうだめだ」と匙を投げてしまうのではなく、
1つ1つ無駄なく卒なく、忘れることなくこなしていけるようにしたいものです。
綿密なスケジュールを立てたり、チェックリストを利用すること等で、
前途洋々たる一人暮らしの準備の効率化を実現しちゃいましょう。