浴槽の水垢にサンポールは効くの?!浴槽のお掃除のまとめ

浴槽の水垢にサンポールは効きます。

浴槽の水垢は、水に含まれるミネラル分が蒸発し乾燥して固まった
アルカリの性質を持った汚れです。

アルカリ性の汚れは酸性が有効なので、
強力な酸性を持つサンポールが効くという訳です。

しかし、サンポールには非常に強力な成分が入っているためリスクも多いです。
ですので、なるべく「最終手段」として使うことをおすすめします。

サンポールは塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生します。
浴槽の材質によっては、変色や腐食の可能性があるので確認が必要です。

使用の際には換気をするのはもちろん、
体に直接かからないように防護対策をするなど十分注意して行ってください。

さて、浴槽の汚れは水垢だけに限ったことではありません。

ここからは浴槽の汚れの種類や原因、対処法などを見ていきましょう。

目次

浴槽の赤い汚れはどうやって落とすの?その原因と対処法

浴槽で見る赤い汚れの正体、それは赤カビです。

赤カビには、消毒用エタノールが効果的です。

この赤カビは、実はカビではなく「ロドトルラ」という酵母菌なんです。
繁殖力が強く、増殖するスピードも速いのが特徴です。

触るとぬるぬるしていて、スポンジでこすると一見取れたように見えますが
本当はまだ菌が残っていて、日にちが経つとまた同じ場所にわいてきます。
この赤カビを完全なくすには、菌を死滅させることが重要です。

エタノールは高い殺菌力を持っているので、
赤カビの原因となっている酵母菌を死滅させることができるんですね。

お掃除の仕方は、気になる赤カビの部分にエタノールを吹きかけ
ラップやキッチンペーパーで蓋をして10分を目安に置いておきます。
その後は、スポンジなどでこすり落として洗い流します。

赤カビの予防策としては、入浴後45℃以上のお湯で浴槽・浴室内を洗い流し
最後に冷たい水で同じように洗い流すと良いとされています。

45℃以上のお湯を使うのは、赤カビを活動できなくするためです。
最後に水を使うのは、赤カビの繁殖に適した温度が25~30℃と言われているので
浴室内の温度を下げて繁殖を抑えるために必要なんですね。

入浴後に残った水分をふき取ったり、普段から換気扇を回しておくなど
赤カビが嫌がる環境づくりをするようにしましょう。

浴槽の黄ばみにはカビキラーが良いって本当?黄ばみの原因は〇〇だった!

浴槽にある水位線の汚れを見たことはありませんか?
この汚れは一般的に黄ばみと呼ばれるもので、
浴槽に汚れや色素が沈着して起きます。

この浴槽の色素沈着を落とすには、
カビキラーが良いという話は本当ですが
黄ばみの原因によって効果の有る無しが分かれます。

黄ばみの原因大きく分けて2つです。

1つは、水垢や石鹸カス・皮脂の汚れによるもの。
これがほとんどの原因とされています。

もう1つは、着色料などが入っている入浴剤です。
こういった入浴剤を毎日使っていると、
浴槽に色が移り黄ばみの原因となります。

カビキラーには強い漂白成分が入っている為、
入浴剤の着色料が原因の黄ばみに対しては効果を発揮することができます。

掃除の仕方は、黄ばみの部分にカビキラーをふきつけて
ラップやキッチンペーパーをかぶせて10分ほど放置します。
その後はスポンジでこすり、水でよく洗い流して終了です。

カビキラーは、サンポールと同様にとても強い成分が入っているので
防護対策を忘れずにしてくださいね。

一方、水垢や石鹸カス・皮脂の汚れによる黄ばみはクエン酸が効果的です。

掃除の仕方は、まずクエン酸水を作ります。
クエン酸水を汚れの部分にふきつけて、
ラップやキッチンペーパーをかぶせます。
1時間ほど置き、スポンジでこすり洗い流して終了です。

黄ばみは日が経てば経つほど、
頑固な汚れとなり落とすことが大変になります。
浴槽のシミの原因にしないためにも、
見つけたら放置せずすぐに落としましょう。

浴槽の黒ずみはクレンザーで落ちる?!その落とし方とは

浴槽の黒ずみは汚れは、クレンザーが効きます。
クレンザーに入っている細かい粒子の研磨剤が、
黒ずみを取ってくれるんですね。

浴槽のふちにつく汚れで、
黒ずんだまだら模様のものを見たことはありませんか?
このような黒ずみの原因も、主に水垢です。

水道水に含まれるミネラル分などが固まった水垢に、
シャンプーなどの洗剤・入浴剤・皮脂が混ざり、
積み重なって黒ずみとなります。
浴槽のプラスチックについた黒ずみは、特に頑固ですよね。

掃除の仕方は、まず浴槽全体をお風呂用の中性洗剤で洗い表面の汚れを落とします。
次に黒ずみにクレンザーをかけて、スポンジでこすります。

こする時はスポンジの柔らかい面を使い、水分を含ませて優しくこすってください。
強くこすると、クレンザーに含まれる研磨剤で浴槽を傷つけてしまいます。
後々、傷ついた部分に汚れが溜まりやすくなることもありますので注意しましょう。

最後に、水でクレンザーをよく洗い流して終了です。
もし黒ずみが残っていた場合は、再度クレンザーで同じ手順で掃除しましょう。

お風呂の中でも浴槽の黒ずみの掃除はかなりの重労働です。
集中しすぎて、換気や休憩を忘れて気分が悪くなってしまっては元も子もないので
無理のないように行いましょう。

●まとめ

浴槽の汚れにも、黒ずみや黄ばみなどいろいろな種類があるんですね。
汚れの仕組みや特性を知ることで、より効果的に汚れを落とすことができます。

しかし、どうしても落ちない汚れや浴槽の経年劣化による変色など
自分の手に余る汚れがあると思います。

そんな時は無理に落とそうとせず、専門家に相談するのも良いですよ。
結果的にあれこれ試すよりも、ずっと簡単に解決するかもしれません。

この機会に汚れと言う汚れをキレイにして、
浴槽をピカピカにしてしまいましょう!