干した後のいい匂いは「おひさま」ではなく「ダニ」の死臭って本当?

結論から言えばこれは「うそ」です。

洗濯物や布団を日光に当てて干した後の臭いが心地よく
「おひさまの匂い」と認識している人も多いと思います。

これは洗濯後に残った汗や脂肪、
洗剤の残りなどが太陽の熱や光に反応し、
分解されることで発生する匂いなのだそうです。

人工的な紫外線を当てることでも
同じ匂いが発生することが確認されていますので、
間違いないと言えるでしょう。

つまり、あの「心地よい」匂いは、ダニの死臭でもなければ、
おひさまそのものの匂いでもないということになります。

布団には多くのダニがいると言われてて、
日光を当てることでダニが死ぬとされていることから、
「布団を干した後の匂い=ダニの死臭」と
関連付けられたのではないでしょうか。

今回はいろいろな噂があり、
悩みの原因にもなる匂いについて紹介していきます。

目次

あなたの思う「臭いのイメージ」はどんな色?

私の思う匂いのイメージカラーは、
嫌な香りは暗めの黄色、素敵な香りはピンクでしょうか?
フローラル系の香りが好きということもイメージの理由かもしれません。

いろいろな方に聞いてみても、同じような感じの回答が多く、
大自然をイメージした香りなら黄緑、柑橘系なら黄色や橙といった
単純な色のイメージが結びついているようです。

この結果をもとに私が思ったのは、部屋のイメージカラーと
匂いのイメージカラーが一致するように
香りを選ぶと素敵かな?ということでした。

なんとなく、ちぐはぐ感があるのはそのイメージが、
何となく合わないからではないかと考えたんですよね。

どんなシーンでも、イメージ的に輝くような
匂いを漂わせていたいですよね。

自分で気づきにくい匂いは部屋。わからない理由は?

誰かの家に招かれた時、
その家独特の匂いというものを感じたことはありませんか?

芳香剤だったり、上品な匂いなら良いのですが、
生ごみやペットの匂い、原因不明の匂いという場合、気になりますよね。

それは自分の家を訪れたお客様も感じている事かもしれません。

人は匂いに慣れてしまうようで、自分の家の匂いには気づきにくいという難があります。
よく自分の体臭に気付かないというのと同じです。

部屋の匂いの原因は、生ごみやたばこ、トイレなどの比較的強烈な匂いのほか
住民の汗やペットの匂いなどが壁や布に染み付いて酸化するなど
さまざまな匂いが交じり合ってできていると思ってください。

それぞれの家庭で匂いが微妙に違う理由が想像できるのではないでしょうか?

自分では気づかない匂いがする室内の対策といえば、
まずは換気をすることが一番です。

締め切ったままの室内は空気も淀みますし、
独特の匂いが強調されます。

二カ所以上の窓を開けたり、
換気扇を使用したりして、空気の流れを作りましょう。

その上で、カーテンなどあまり頻繁には洗濯しない布類などを洗濯しましょう。

洗うことが難しいものは、
消臭スプレーを定期的に使用するだけで、
かなりの効果が期待できますよ。

また、キッチンやトイレ、
お風呂などは、掃除することが大切です。

排水溝や換気扇など、普段、見ないフリをしがちな部分が、
一番の匂いの原因という場合も多いのです。

毎日、コツコツ、簡単に掃除をしていれば、
汚れも匂いもつきにくくなりますので、
習慣にできると良いですよね。

そういう私も、毎日することに決めていますが、
時々サボるとやる気が無くなって、
余計に掃除しなくなってしまうんですよね。

自分に甘くしてはいけないと思って、
毎日頑張っている感じですよ。

芳香剤などを使用するのも良いのですが、
嫌な匂いと混ざると逆効果ですので
匂いの素をなるべく絶ってから使うと、
気持ちよく香ってくれますよ。

そのために、匂いの元のそばには、
消臭剤や炭などを置くと良いです。

どうしても気になる匂いは古着。消す方法はある?

気になる匂いといえば「古着」という人もいるかもしれません。

私も古着の匂いが得意ではなく、
古着屋に近づくこともためらってしまうタイプです。

あの匂いが落ち着くという人もいますから、
嫌な匂いとも限らないのですが、古着の匂いの原因は、
前の持ち主の方の汗や雑菌の匂いだったり、
防虫剤や芳香剤の匂いが混ざったものだったります。

こういった匂いはある程度、取ることができますので、
対策をして気持ちよく着たいですよね。

まず注意したいのが、
匂いは生地によって取る方法を変える必要があるということです。

匂いだけ考えるなら、強力な方法はありますが、
それに対応できない生地だった場合、服を傷めてしまい、
着ることができなくなってしまうかもしれません。

きちんと素材の質感や、
表示を確認してやり方を決めるようにしましょう。

基本的には、お湯だけまたは洗剤を溶いたお湯に、
じっくり丸1日浸けてから、
洗濯を行うことで、大体の匂いは落ちます。

その上で、素材が大丈夫なら天日干し、ダメなら風通しの良い日陰で
しっかり乾燥させることで気持ちよく着れますよ。

生地が弱いものの場合は、
洗剤の代わりに重曹を溶かしたお湯にすると良いでしょう。
つけ置きの時間も1時間程度で大丈夫なので、生地を傷めにくいです。

また、アイロンのスチームを使って匂いを飛ばす方法もありますよね。

最近は高温スチームの商品もあるので、古着が好きな方は
チェックしてみると良いのではないでしょうか?

洗うことが難しいものに対しては、やはり消臭スプレーは優秀です。
除菌効果があるものも多いので、清潔に着ることもできますよ。

思い出が蘇る?匂いと記憶の関係ってある?プルースト効果

「プルースト効果」というものをご存知でしょうか?
ある特定の匂いが記憶を呼び起こす現象のことを指すそうです。

私もこの効果自体に覚えはあるものの、名前は全く知りませんでした。

これは脳の匂いの情報を処理する部分と、感情を司る部分が、
大きく見て同じ部分ということから起きる現象のようですよ。

そういうことも関係し、匂いによって集中力や記憶力を高めたり、
リラックス効果を得たりすることができるのだそうです。

匂いで痩せる、太るということはあるの?

匂いで太るのは、カロリーがあるからではないかという話も聞きますが、
匂いはせいぜい、粒子状の物質ですし、カロリーがあるとしても
かぐだけで太るほど、多く吸収されるとは思えませんよね。

匂いといえば、アロマを想像する方もいると思います。

香りの効果は脳の神経をいろいろと刺激して、
食欲などに影響を与えることがあるそうです。

食欲が増進する香りの場合、食べ過ぎに繋がり
結果として太るということがあるそうです。

逆にいつも使っている香りを変えることで、
自然と食欲が抑えられ、
特に何もしなくても痩せたという話も意外と多く聞きます。

有名なのは「ラベンダーは太る」
「グレープフルーツは痩せる」という話でしょうか?

自分の状況に応じて香りを変えて試してみると、
思わぬ効果があるかもしれませんね。

匂いに敏感な性格ってどうなの?

誰でも不快な匂いは気になりますが、
中には種類に関係なく敏感という人がいますよね。

実際、匂いに敏感な人が全体に占める割合が低く、
とても繊細だと言われています。

さまざまな匂いを感じとるため、周りの人は何となく気を使うなど
してしまうかもしれません。

でも、そういう方々は、普通の人が感じない匂いを感じることで
余計なストレスを感じるなど、苦労している場合も多いそうです。

匂いによって気分が悪くなったり、めまいがするなどの
体調不良を起こす場合もあるらしく、決して
「良い」だけの感性ではないようですね。

人の感情を感じ取る感性も強く、
動物的本能で状況を読み取ることもできるとも言われています。

「鼻が利く」という言葉もあるくらいですから、
何となく想像できるのではないでしょうか?

そんな人の多くは、
匂いのある仕事で敏感さを生かしていることもあります。

たとえば料理人や、フレーバリストなど、
細かな香りを感じることができるのは、有利な能力と言えるでしょう。

逆に、化学薬品などを使用する仕事だと、
普通の人でも体調を崩す匂いで、
誰よりも体調を悪くしてしまう場合があります。

美容室などの華やかな現場でも、
化学薬品は多く、辛いかもしれませんね。

まとめ

匂いにまつわるいろいろな話をご紹介しましたが、
いかがだったでしょうか?

日常の中に、匂いは必ず存在するものですが、
上手く付き合っていくことで
素敵な生活が送れるようになるのですね。

最近はインターネットの普及により、
リアルの手紙のやりとりは減りましたよね。

でも、香りのついた手紙をいただいたことはありませんか?

匂いの意味は、手紙を送った人が、受け取った人に
自分を思い浮かべてもらうためなど、ちょっと粋な計らいです。

開封して良い匂いがしたら、なんだかほっとしませんか?

こんな感じで、日々の中に、
さり気なく香りを取り入れられたらなんだか素敵ですよね。