調剤薬局事務が人間関係でストレスを抱えないための対策とコツ

気難しいご高齢の患者様や、お局様のような薬剤師・・・
薬局の人間関係って難しそうに感じてしまいませんか?

調剤薬局は1つの小さな箱(お店)の中で、
『薬剤師』と『事務』の学歴が全く異なる人が一緒に働くところです。

異業種同士でうまくやっていくための秘訣は、
まずはお互いの話をよく聞くということでしょう。

人の話を聞けない人は調剤薬局事務に限らずなかなか職場に馴染めないでしょう。

薬剤師は出産や子育てを経ても復職しやすく
安定したお給料をもらえることから、女性が働きやすい職業でもあります。

女性が働きやすい=女性が多い職場、
となると気になるのは人間関係ですよね。

必ずという訳ではないですが
(私自身も女ですので言い切られると偏見に感じてしまいますが)、
女性の多い職場の人間関係は厳しさや嫌がらせなど、
どうしても怖いイメージを持ってしまいがちです。

ですがせっかく就いた仕事を長く続けたいのは事務も同じです。

人間関係に悩まされることなく、
自ら働きやすい環境を作っていくためのコツをお伝えします! 

目次

調剤薬局で働く事務に大切なことは身だしなみを整えること 

調剤薬局事務として就職したらまずその薬局の客層を見ましょう。

基本的に高齢者の割合が多い薬局が多いようですが、
耳鼻科や小児科などの門前薬局になると、
高齢者から小さな子供まで幅広く対応することになります。

薬局は病気を持っている方や体調を崩した方など体に不調を感じる方が来る場所です。
そういったところから、調剤薬局事務にまず求められることは【清潔感・安心感】です。

地味でいればいいという訳ではなく、

・肩にかかる髪は結び相手に顔が見えるようにすること

・爪は短く清潔感を保つこと

・結婚指輪や時計以外の業務に必要のないアクセサリーはなるべく外すこと

など、小ぎれいにするということを意識するといいでしょう。

 患者様からの印象の良さは社内での印象にも繋がるので、
うまく働くうえで抑えておきたいポイントのひとつです。 

調剤薬局事務が受けてしまうクレームの内容を教えます!! 

調剤薬局の窓口仕事は事務なので、クレームを受けやすくストレスになります。

クレームの内容としては「薬が出るのが遅い」
「いつまで待てばいいの」など待ち時間に対することが一番多いです。

「そんなこと事務に言われても・・・」と思うのが
正直なところではありますが、患者様にとっては関係ないですよね。

インフルエンザや花粉症などのシーズンは特に混み合うので、
患者様の待ち時間も長く、こういったクレームが増える季節でもあります。

待ち時間に対してのクレームは言われても仕方のないこととして、
あまり深く受け止めずに普段通りに仕事をすることが一番です。

焦ってミスがあっては余計な時間がかかってしまい、
良い方向にはいかないですもんね。

必ず「お待たせして申し訳ございません」とお伝えし、
「順番通りにお出ししますので」や、
ある程度先が見えそうなのであれば「あと〇人ですので・・・」など
目安を伝えてあげるといいでしょう。

処方箋を受け取るタイミングで
「混み合っているため、少しお時間がかかります」など、
あらかじめ「お待たせしてしまいますよ」ということを
伝えておくのもいいかもしれません。

また、調剤薬局は一番近くのお医者さんの出す
薬を常備していることが多いですよね?

ですが処方箋はどこの薬局に出しても
自由で患者様はそのことを知らないことが多いです。

近くの病院の処方箋ではない場合は、
処方箋を受け取ったらすぐに在庫の確認をし、
薬がない場合は取り寄せになること、または在庫のある
他の薬局への紹介の提案などをしてあげられると
親切でクレームも防げるでしょう。 

調剤薬局事務は薬剤師からいじめられる!? 

「調剤薬局事務は薬剤師から嫌がらせを受ける」という
話はあまり聞かないので安心してください。

とは言え身だしなみや常識などの最低限のマナーを守れないと、
目を付けられるというより一歩距離を置かれてしまい、
働き辛いことになってしまいかねないと思うので気を付けましょう。

どちらかと言えば、
私自身の経験では事務員同士での揉め事の方がありました・・・。

ミスが見つかった際の犯人探しや、
擦り付け合い・・・どちらの方が薬剤師から信頼を得ているか・・・など、
くだらない小競り合いだらけだったように思います。

そういったときは薬剤師さんに相談に乗ってもらったりしていたので、
薬剤師はむしろ助けてくれる存在でしたね。 

調剤薬局事務が退職を選ぶ理由で多いのは!? 

とにかく仕事内容が細かく覚えることが多いことと、
やはり職場での人間関係が多い理由のようです。 

仕事を覚えることは時間が解決してくれそうに思いますが、
一度崩れた人間関係はそうはいかないですよね。

調剤薬局事務で勤めた経験上、
すぐ辞める人に共通して言えることは、
人の話を聞かない人でした。 

どの仕事でもそうですが「ほうれんそう(報告連絡相談)」は大事です。

調剤薬局では患者様一人一人症状や体調も違います。
言われたことや気付いたことなどの報告など、
スタッフ間で共有した方が良いことは多いです。

こういった最低限のコミュニケーションを取れない方は
やはり馴染めずに、すぐ辞めてしまうという流れでした。 

調剤薬局事務は何を目標設定して頑張ればいいの!? 

人間関係だけを意識して働いていては楽しくないですよね。

調剤薬局事務の仕事は細かくて大変ですが、
そこにこそやりがいがあります。 

日々の小さな目標でいいのです。

「今日は絶対入力ミスをしない」「今日中にこの作業を終わらせよう」
「今月返戻0件目指そう」など自分の中で小さな目標を設定し、
それをクリアしていくことで達成感や満足感を得て、
ゲーム感覚で楽しめると頑張れませんか!?

なかなか評価されづらい仕事ではありますが、
細かい仕事が多い分小さなやりがいはいくらでもあります。 

それを見つけられるようになると楽しさが広がるでしょう。 

まとめ 

いかがでしたでしょうか?

調剤薬局は比較的女性が多い職場になるので、
人間関係でのトラブルは0ではないでしょう・・・。

ですが自分次第で調剤薬局事務は
安定して長く続けやすい仕事でもあります。

大事なことはよく相手の話を聞き、
また気づいた点などは必ず伝えることです。

小さなことでもコミュニケーションをしっかり取ることが、
自分で働きやすい環境を作っていくための大切なポイントになるでしょう。