子供を夫婦で叱るのは良くないって本当?ベストな叱り方ってあるの?

よく言われることですが、子供に対して
両親が同時に怒ることはおすすめできません。

頼りである両親が同時に怒っていては、
子供が行き場をなくしてしまいます。

内容にもよりますが、二人が一緒のときに何か叱ることがあった場合は、
どちらかが「叱り役」を引き受け、
片方は「なだめ役」に徹しましょう。

今回は子供の精神的な成長に関係してくる叱り方について
考えていこうと思います。

人を育てるというのは難しいことですが、
一生に関わることですし、自分のためにもなりますので、
ぜひ、参考にしてみてください。

目次

子供に対してストレスを強く感じる原因は、実は子供以外かも。

子供に対してのストレスだと思っているかもしれませんが、
それ、「八つ当たり」ではありませんか?

子育て以外の部分で抱えたストレスが原因で、
子供のいたずらや失敗を引き金に怒っているだけかもしれません。

たとえば、「子供だから、失敗やできないは当たり前」と
頭では分かっているのに、その時には
「何でできないの!」と子供を怒鳴ってしまうなどの場合、
可能性は高いと思います。

仕事や家庭内で何かあったときはもちろんですが、
逆に何もないことに対しても、人はストレスを感じます。

子供を叱る妻の声がBGMとまで言われてしまうくらい、
常に怒鳴り声が聞こえる家も実は多いですが、
見ていて思うのは、我が家も含めて、
夫が子供を叱らないんですよね。

子供を叱ると夫が怒るため、叱り方にも悩み、
最後には子供に「ママは怒るから嫌い」なんて
言われるのは本当に辛いですよ。

我が家は、夫は一切叱れないので、
普段の叱り役は私だけです。

でも、もし万が一、命に関わるような危険なことをした場合など、
両親で激怒してもおかしくない時は、
夫が叱り役になるという約束をしています。

恐らくは無理だということは分かっていますが、
普段叱らない父親に叱られるということで、
「本当にしてはいけないこと」の区別がつくかな?と
私は考えているからです。

ストレスのはけ口が子供に向いてしまうのは、
決して良いことではありませんので、
できるだけ避けるようにしたいですよね。

ストレスのはけ口になる子供も、
強いストレスを感じることになりますし、トラウマにもなります。

それが重なると最悪、子供を叱ると、嘔吐してしまうというような
反応が出てしまうことも少なくありません。

泣きじゃくって吐くような状態が多くなると、
次第に泣かずともそういう状態を体が覚えてしまうんですよね。

大人は子供以外にストレスを発散できる場所を
きちんと作って、心に余裕を持てるようにしましょう。

また、子供の叱り方についての方針を
夫婦できちんと話し合って決めておくことも良いと思います。

怒られ続ける子供は良くない方へ向いていく

親の都合で理不尽に怒られている子供の心は
どんどん委縮してしまい、自分を偽るようになります。

言い訳ばかりする子供は、怒られて自分が攻撃されることから
自分を守るために言い訳をするようになるのだそうです。

つまり親が言い訳する子供を育てているわけで、
決して子供の元々の性格が悪いというわけではありません。

子供は最初のうちは「何してるの?」
「何でそんなことしてるの?」という問いに対して
恐らく素直に「○○してる」や
「○○だから○○してる」と答えると思います。

でも、その問いに対して、一方的に叱ってしまうと、
「何してるの?」などの言葉に素直に答えることが
連鎖して「叱られる」に繋がると思い込んでしまいます。

そのために、素直に答えることをやめ、
言い訳をし始めるのだそうです。

確かにそうだなと、私は思いました。

大人だって、無意識にパターンを考え、最悪を回避しようとしますよね。
それが子供の頃からの思考で、ひどい場合は何もできなくなります。

子供は分からないようでも、感情を察するものですし、
言葉のニュアンスからも、それがどのパターンになるか
想像できます。

怒られると思えば、怒られない言い訳を考えて発言するでしょう。

親が子供に冷たい態度をとるのが常ならば、
子供はやがて、周りに対して同じような
冷たい態度を取るようになります。

また、子供を言い訳にする親を見て育つ子供は、
それが普通と考えるようにもなるそうです。

そして言い訳に利用される自分を
「親に迷惑をかけるダメな子」と思うようになります。

子供の行事や、体調不良などは本当に子供が理由ですが、
そういう状況を「迷惑」と感じ、問題視することのある会社や
世間にも、そういう子供を生む原因があるかもしれません。

子供を叱るのはなんでかをよく考えて行動しよう

子供を叱る本当の理由は何でしょうか?

子供がちゃんと常識的な子に育ってほしいなど、
将来を考えて叱るのですよね。

そのことを忘れずに、イラっとしたらまず深呼吸しましょう。

そして、子供がそれをしたかった理由も受け入れた上で、
どうしていけないのかなど、きちんと説明することが大切です。

「○○が楽しそうだと思ったんだね。でもこうやってやると
○○になるから危ないよ」など、私はおすすめします。

子供が会話するようになって感じる人も多いですが、
子供の口調は、自分とそっくりではないですか?

子供の態度が気になる場合は、まず自分が子供に取っている態度を
思い直してみると良いですよ。

親と子供は合わせ鏡などと言いますが、本当にそうです。

私も子供が「ちょっとまって」が多くなり考えましたが、
子供にすぐに片づけをしてほしい気持ちと、
親に今遊んでほしい気持ちは同じですよね。

私が子供に「ちょっとまって」といって
自分の都合を優先していたことに気付きました。

夢中になっていることを途中で中断されたら、
大人でも嫌だし、反発したくなりますよね。

どうしても手が離せない時はありますので、
「○○が終わるまで待って」に変えたことで、
子供も「これが終わったらするよ」に変わりました。

おかげで、私も待つことを覚えイライラが減りましたし、
子供も区切りをつけて次の行動をするということを
覚えてきたようです。

親子で良い効果があったのかなと感じています。

また、叱ってから子供を許すタイミングについて、
ずっと考えていたのですが、
ある日、いつまでも怒っていて、大人げないと感じました。

ちゃんと理由を話して、いけないことと理解したなら、
それ以上、叱り続けたり、イライラし続けるのは
NGではないでしょうか。

「もうお説教はおしまい!」と区切りをつけてしまう方が、
お互いに気持ちの切り替えもできますし、良いと思います。

私は夫が叱ってくれないので、常に叱り役ですが、
叱って納得してくれた後は、必ず一緒に遊んだり、
おやつを食べたり、抱きしめたりというという
時間をつくることにしています。

叱る際、どうしても最初は感情的になることも多いので、
そこで開いた溝は、早いうちに埋めておきたいのです。

子供の言い訳が面白い!すごい発想に爆笑

子育ては本当に大変で、叱るということには
かなり神経を使いますよね。

でも、子供の言い訳がおもしろくて、可愛くて
叱ることを忘れて笑ってしまうということもあるんですよ。

そして妙に納得してしまうこともあるから
不思議なんですよね。

幼稚園に行きたくない理由を
「ママが一人で寂しいって思うから」と言われた時は
「早くしたくしなさい!」が言えなくなりました。

また、これは言い訳ではありませんが、時間がまだわからない子供に
「パパは寝てから帰って来るよ」と教えていたら、
まだまだ夕方なのに、「パパがいつまでも帰って来れないから寝る」と
言ったのには驚きましたね。

「パパが言ったから」「ばあばが言ってたから」は常です。

物をどこかに無くしてしまった時は
「○○(物)はお出かけしたかったから、足が生えていったんだよ」と
真面目な顔で言われました。

見つかった時に「おかえり~」と言ってたのには爆笑でしたね。

言い訳をちゃんと最後まで貫いてました。

これは我が家の話ですが、面白い言い訳は検索すると、
多く出てきますので癒しの一つとしてぜひ見てみてくださいね。

まとめ

子供の叱り方を間違えると、子供は委縮し
性格も歪んでいってしまう可能性があることをお伝えしました。

やっぱり親って責任重大ですよね。

でも、子供は家族の一員であり、一人の人間です。
そのことを忘れずに向き合っていってほしいと思います。

子供の将来のために、悩んだらまず、
自分を見直してみましょう。

子供の未来が輝かしいものになるよう、
お互いに頑張っていきましょうね。