一人暮らしの食費は自炊すれば節約できるって本当?!食費の平均金額はいくら?

一人暮らしで自炊をすれば高くつく?

よく一人暮らしをしている人から、
「一人分だけ自炊するなんて、手間暇も水道光熱費もかかるだけでなく、
割高な食材ばかりとなってしまって、逆に高くつく」といった声が聞こえてきます。

でも、それって本当なのでしょうか?

自炊をしないとなると、
「外食」か出来合いのおかずやお弁当といった
「中食」をすることとなりますが、
果たしてその方がお得になることなんてあるのでしょうか?

今回は、一人暮らしで食費を見直して節約が実現するにはどうしたらいいのか、
また、賛否両論ある自炊についてモチベーションの上がるお話をさせていただきたいと思います!

目次

食費は一人暮らしすると平均どのくらいになる?自炊しないとどうなる?

一人暮らしをすると、月額の食費は、平均で約3万円かかるとのデータがあります。

もちろん、これは自炊派・外食派・中食派合わせての数字となっていますので、
それぞれを分けて見ていく必要があります。

すると、自炊だけの人の食費は約2万円、外食だけの人は56万円、
中食の人でも45万円となり、ダントツで自炊が安く済ませられることが見て取れます。

自炊しないのであれば、
生活費の中の食費の占める割合がおのずと高くなってしまいますので、
その分、どこかにしわ寄せが来てしまいます。

社会人の一人暮らしで家計を健全化するコツって?

一人暮らしをしている社会人が家計を健全なものとしたいのであれば、
やはり何を差し置いても食費の見直しが大切になってきます。

なぜなら固定費である水道光熱費や通信費、
日用品の買い出しなどはコストダウンが難しいからです。

その点、食費はうまくやりくりすれば倍以上も節約することができ、
家計の健全化を図るにはうってつけです。

ほかにも、交際費や娯楽費はだいたい毎月決まっていますし、
特別な支出も毎月かかるものでもありません。

イレギュラーな出費をコントロールするよりも、
むしろ絶対必要となる食費を減らすことこそが無理のない節約につながると言えます。

一人暮らしの食費15千円は安い?高い?

一人暮らしといっても社会人や学生など立場は様々だと思いますが、
ひと月の食費を15千円でやりくりできているのであれば、極めて優秀です。

一人暮らしをしている人の中には、
実家や親御さんから食品や食材の仕送りがある人もいらっしゃるでしょうし、
ご近所さんや大家さんから食事や食材を
おすそ分けしてもらえることもないわけではないでしょう。

さらに、アルバイト先が飲食店であったり、
職場の社員食堂が割安で利用できれば、あとは自炊をすることで、
月々の食費を15千円以内で収めることも十分可能です。

食費15000円で一人暮らしするためのポイント!

さて、食費15000円で一人暮らしをしようとする時、
ポイントとなってくるのは、「買い物の仕方」と「調理の方法」です。

具体的には、野菜などは小分けにした小家族用などではなく、
まるごと買うことがコストパフォマンスを高める効果が期待できます。

また、お肉や魚なども、特売日にまとめ買いしておくことが
食費を15000円にするためには大切です。

とはいえ、一人暮らしでは食べきれないし、
持って帰るのが重たいなどと諦めるのではなく、
冷凍して日持ちさせておくことができると発想を転換させましょう。

重たいのはそのときだけです。

普段100g80円する鶏胸肉が半額になっていれば、
やはり持って帰ることができるだけ購入することが
結果的に食費節約の近道と言えます。

それでも有り余るのであれば、同じように一人暮らしをしている友達と
食材を分けるという方法も取り得る手段として検討すべきです。

一人暮らしの食費を節約したいけど自炊なしでもできる?

実際、一人暮らしをしていて、
全く自炊をせずに食費を節約する方法がないのかと言えば、
確かにないわけではありません。

たとえば、毎日コンビニやスーパーのお弁当や牛丼チェーン店、
ファミレスなどを利用しますと、モーニングで500円以内、
昼も夜も500円以内で11500円として、
一ヶ月の食費は45000円とすることができます。

ですが、その場合、同じものばかりを食べることになってしまい、
栄養価が偏ってしまう以前に、飽きてしまうので、
そう長く続けていくことは難しくなってしまいます。

一人暮らしで節約するなら削るべきはおやつ代!

お菓子好きな方であれば、
一ヶ月のおやつ代が3000円~5000円になる人もいるそうです。

もちろん、全くおやつを食べない方もいらっしゃるとは思いますが、
好きな人にはなかなか止めることが難しいのも事実です。

でも、少し考えてみてください。

5000円あれば、お米や小麦粉、うどんやパスタをどのくらい買えるか・・・
計算してみると、かなりもったいない使い方にも思えませんか?

節約生活をしているのであればなおさらです。

もしも、どうやって節約をすればいいのか悩んでいるようでしたら、
迷わず食費の中のおやつ代を削ることが正解と言えます。

一人暮らしの食費でお菓子代の占める適正な割合は?

たとえば、全部自炊で月々の食費が2万円、
うち5000円がお菓子代だった場合、
お菓子代が食費に占める割合は4分の1となります。

でも、よくよく考えてみると5000円あれば、
贅沢なランチや高級レストランへ行くことができますよね?

したがって、100円のお菓子を23日で1袋食べるくらいに留めておき、
1000円~1500円程度、食費に占める割合では
20分の110分の1くらいに抑えられたら、理想的と言えます。

一人暮らしで節約できる食費には限界がある?!

一人暮らしをしながら食費を節約することを突き詰めていきますと、
結果的に「水・もやし・玉子・鶏胸肉・納豆など豆類」ばかりとなってしまい、
日々の食事に喜びを見い出したり、
食べることに幸せを感じることができなくなってしまいます。

そして、「外食などもってのほか!」と変に固執してしまえば、
交友関係が疎遠となり、友達付き合いが悪くなってしまう恐れもあります。

そんなときには、「節約中」であることを素直に告げて、
皆で食材を持ち寄ってホームパーティーをしてみたり、
持ち寄った食べ物をシェアするといったアイディアで、
楽しみながら食費を節約し、
親睦を深めるといった方法を取り入れるのがおすすめです。

友達と会うとき、いつもカフェや飲食店で外食していては、
食費の節約はなかなか実現できません。

一人暮らしの食費は女性の方が安くなる理由って?

一人暮らしの食費は、女性の方が安くなるといった話がありますが、
それには納得の理由がありました。

もちろん、男性よりも食事量が少なので、
必然的に食材の購入費用が安く済むということもありますが、
もちろんそれだけではありません。

女性はチラシや職場・学校などで
特売情報をゲットする機会に恵まれているだけでなく、
食材の旬や相場が頭に入っているので、
その商品が「今買いであるかどうか」の正しい判断ができ、
結果的に食費を安くすることができるのです。

また、作り置き食材や使い回し食材の知識も男性より豊富で、
余り物だけで作る節約オリジナルレシピにも詳しいことも理由として挙げられます。

まとめ  節約生活するなら食費の見直しが大事!一人暮らしするならなおさら!

いかがでしたか?

節約生活がしたいのであれば、
とにかく食費の見直しを取り急ぎ行なう必要があります。

一人暮らしだから自炊なんてできないと最初から匙を投げてしまうのではなく、
なるべく自炊をする、そしてそれを習慣とすることが、
節約生活を送る上では避けて通れない道です。

上手な人なら、月の食費を6000円程度としている達人もいないわけではありません。

その場合、毎月外食で6万円使っている人との差は10倍となりますので、
自炊の威力が一目瞭然であることがお分かりいただけるのではないでしょうか?

たかが食費、されど食費と、一度真剣にその見直しを検討してみてくださいね!