核家族化が進む今、世のママたちを苦しめる代名詞となっているワンオペ育児。
育児はほとんどが家の中で行われるため、
誰かと比べたりより良い方法を見つけたりすることができません。
そのため、育児の快適化はなかなか進まないままですよね。
私自身も例に漏れず「ワンオペ育児」をしています。
旦那が転勤族のため、家族も知り合いもいない場所で1歳の娘と2人、
たくさん悩みながら日々過ごしています。
この記事では、「ワンオペ育児」の実態と体験を基にした乗り切り方を紹介します!
目次
ワンオペ育児は楽?!そもそもワンオペ育児の意味とは?
元々「ワンオペ」という言葉は、とある牛丼屋チェーンで
レジも厨房も全ての業務を担う「ワンオペ」の働き方が社会問題になって広まったそうです。
そこから世のお母さんたちが家事や育児を一人でこなす状態に当てはめて
「ワンオペ育児」と呼ぶようになりました。
ワンオペ育児は昔と全く状況が違う!
昔は「ワンオペ育児」という言葉こそないものの、
反対に旦那さんの育児協力についての理解が無く、
一人で育児をしていたという話を聞きます。
しかし、昔は旦那さんや実の両親と同居することが多く、
全ての時間を子供と二人きりで過ごすことはありませんでした。
地域の人とのつながりも今よりもあったらしく、
自分から聞きに行かなくても勝手に周りからアドバイスがもらえるという環境があったようです。
ただ、義両親と同居ということはお互いに気を遣う上に、
過度に口出しをされるというデメリットもあります。
産後ただでさえイライラしやすい時期に気を遣う人と24時間一緒に過ごすと、
孤独とは別の疲労が溜まります。
どちらが良いかは、人によるでしょうね…。
ワンオペ育児が原因での共働き夫婦の離婚は多い!?
現在、3人に1人が離婚する時代と言われますが、
この統計は1年間の婚姻件数に対しての
1年間の離婚件数で計算しているものなので実際はもっと低い数字になります。
実際は、全国平均の離婚率は1.73‰となっています。
(厚生労働省「平成28年(2016)人口動態統計」)。
引用元:厚生労働省
この数字が示すのは、1,000人中で離婚する人は約1.73人いるということです。
その中で子育て中の共働き夫婦がどのくらいいるのかは分かりませんが、
離婚件数自体は世間で騒がれているほど多くはないようです。
子育てが始まってから離婚している人の多さについては、私の肌感覚では少ないです。
私が専業主婦になる前に働いていた職場では、
離婚している人が6人いましたが子供を連れて離婚した人は2人でした。
もちろん、子連れで離婚した人の離婚理由は2人とも育児への協力が無かったことでした。
ワンオペ育児の乗り切り方を紹介!
私はワンオペ育児の習慣に慣れるまでに半年かかりました。
軌道に乗った時の実際のワンオペ育児のスケジュールを紹介します。
・6:30・・・起床
子供が起きる前に化粧と寝癖直し洗濯機スイッチON(1回目)
掃除機or雑巾がけ(子供がこれで起きる)
・8:00・・・子供と朝ごはん&片付け
昼ごはん作り
洗濯機スイッチON(2回目)
洗濯物干し・たたみ
着替え
・10:00・・・家周辺を散歩
・11:00・・・洗濯物たたみ
・12:30・・・昼ごはん&片付け
子供昼寝中に晩ごはん下準備
・13:30・・・おでかけ・買い物
・15:00・・・子供のおやつ
・17:00・・・帰宅
・18:00・・・晩ごはん仕上げ
・18:15・・・旦那帰宅
・19:00・・・晩ごはん&片付け
・19:30・・・旦那と子供お風呂
翌日の子供の朝ごはん作り
翌日の旦那お弁当作り
キッチン、トイレ、洗面台の掃除
自分お風呂・お風呂掃除
・21:00・・・寝かせつけ~就寝
子供の就寝時間を遅らせないために、朝早く起きるのは鉄則です。
どんなに子供が遅く寝ても、朝は必ず同じ時間に起こして次の日早く寝てもらいましょう。
我が家は子供が邪魔をしないようにリビングのテーブルは背の高いものを購入しており、
洗濯物たたみやアイロンがけはいつもその上でしています。
後追いが激しかった私の子供は家事をしている間ものすごい大声で泣いていましたが、
ごはんを食べていてオムツも汚れていなければ、
遊ぶ時間もたっぷり確保しているので泣かせていました。
泣き声は続くと参ってしまうという人もいると思いますが、
泣くのも運動だと割り切り、泣いて疲れればその日の寝かせつけが少し短くなるので…と
言い聞かせて家事をしていました。
しかし、ワンオペ育児で家事をするのは体調が良い時だけです。
風邪をひいた時用に普段から
いくつか買い置きをしておくといざという時に役に立ちますよ!
この買い置きレトルトは、旦那さんが仕事でいない場合や
協力的でない旦那さんで土日もワンオペ育児をしなければいけない時でも料理をする労力を割けるので便利です。
【ワンオペ育児】専業主婦がするのは当たり前!?
旦那さんが仕事に出ている間は一人でしなければいけないのは仕方がありません。
それに、日中家事をせずに旦那さんが仕事から帰ってやってくれたとしても、
夜遅くに家の明かりをつけて家事の音を立てていると子供もなかなか寝てくれず、悪循環です。
疲れを感じた時はごはんはレトルトや出前を使い、
1日くらい洗濯をしなくても、掃除だって1週間に1度でも十分だと割り切ってしまいましょう。
ワンオペ育児では風邪など引いて動けなくなったときにどうするか?!も考えておくと良いです。
ワンオペ育児は誰にも甘えられない孤独との戦い
ワンオペ育児の孤独感が一番の悩みの元です。
この孤独感を解消することで、子育てをより楽しむことが出来ます。
・支援センターに通う
どこに行っても子供と二人きりで過ごすのは息が詰まってしまいます。
インターネットで自治体の子育て支援について調べてみると
利用できる地域の子育て支援センターが掲載されていたりします。
私は転勤族なので近くに家族も友人もいなかったのですが、
支援センターに通い始めてからママ友がいっぱいできて、
今では一緒にランチや家を行き来したりするくらい仲良くなった人もいますよ!
・子供を習い事に通わせる
私は子供と一緒に英会話教室に通っているのですが、
習い事なら毎回同じメンバーで集まるためさらに仲良くなりやすいです。
学習塾なら、お友達ができる他指導・教育もでき、ママ友もできて一石二鳥です!
最後に
私自身、毎日ほぼワンオペで育児をしており、
旦那は家事を全くしていませんがそれなりに楽しく過ごせています。
しかし、それは専業主婦であることとある程度私が掃除や料理を苦に感じないタイプで
体力的にかなりタフな方であるため成り立っていることだと思います。
世の中には共働き夫婦の方が多くなっているため、旦那さんの協力は今や必須です!
どうしても旦那さんに家事をさせると二度手間という人は、
最低限家事をしてもらう間子供を見てもらったり、
家事をするたびに「ありがとう!すごいね!」と言ってもらったりするくらいのことは
協力してもらえると気持ち的に違うかもしれませんね。