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お祭りの金魚の飼い方にはコツがあった!
金魚とは、フナの突然変異を人為的に選択して、
観賞用に交配を重ねた結果生まれた観賞魚のことで、
飼育が容易であるため、日本だけでなく世界中で親しまれています。
そんな金魚の三大産地といえば、愛知の弥富、
東京の江戸川、奈良の大和郡山が有名ですよね。
今回は、お祭りなどの縁日の金魚すくいで持ち帰った金魚の正しい飼い方や
気をつけたいポイントについて、
調べたことを一挙ご紹介させていただきたいと思います。
お祭りでよく見かける金魚の種類は何種類あるの?
通常、夜店や縁日で見られる金魚すくいに使われている金魚は、
和金・りゅう金・出目金が主流となっています。
金魚すくいの金魚の中では、りゅう金や出目金が派手さがあって、
子供からの人気も高いものではありますが、
飼育のしやすさと長生きするといった点だけで見れば、
和金を選べば間違いありません。
もちろん、金魚すくいで手に入れた出目金や
りゅう金も持ち帰って飼育することもできますが、
それらは、和金に比べて繊細ですので、
より細心の注意を払う必要があります。
特に出目金は、目が出っ張っていて傷つきやすくなりますので、
大きな水槽に入れてあげなければなりません。
また、エサも、なるべく沈下性のあるものを与えるようにしてください。
というのも、出目金やりゅう金は、泳ぎが上手でないだけでなく、
水面に浮上しづらいといった特性があるからです。
お祭りの金魚の正しい飼い方はエアレーションとトリートメントにある?!
エアレーションとトリートメントをしないと
金魚が酸欠で死んでしまう可能性が高くなってしまいます。
ちなみに、エアレーションとは
空気を効率的に与えてあげる装置やシステムのことで、
酸素ポンプであったり、光合成を行なう藻草のことを指します。
また、トリートメントとは、0.5%の塩水につけておく養生期間のことで、
おおむね2週間程度の期間を指します。
最初の3日間は餌をあげないこともポイントです。
なぜなら、金魚はエサを食べると
それを消化するエネルギーを使うこととなってしまいますので、
体に負担をかけてしまからです。
極力安静にしてあげて、ストレスフリーな状態をキープしてあげることこそが
トリートメントを行なう最大の意義であると言っても過言ではありません。
お祭りの金魚の寿命はどのくらい?
一般的な金魚の寿命は、約10〜15年であると言われています。
お祭りや夜店・縁日で入手した金魚の寿命は、
最初から短いのではないかと思いがちですが、そうとは言い切ることはできません。
というのも、そもそもその個体が弱っていたのであれば分からなくもありませんが
お祭りの金魚の死んでしまう原因のほとんどは、人間が与えるストレスにあるからです。
酸欠になりがちな水槽の中で必至に逃げ惑って、おまけにポイで掬われて、
持ち上げられ、ビニール袋に移されるというストレスは、
人間に置き換えても、想像に耐え難いものがあります。
とはいえ、トリートメントとエアレーションとその後の住環境を
しっかりと徹底してあげることによって、
10年近く生き続けることができる金魚がいることも事実です。
お祭りの金魚を長生きさせたい時できることとは?
お祭りで手に入れた金魚を少しでも長生きさせたいならば、
次のような点を徹底していくことが大切になります。
まずは、エサのやりすぎに注意することです。
エサを食べることも金魚にとっては体力を消耗することにつながってしまいます。
よかれと思ってやってしまったことが
逆に金魚の命を縮めることになりかねませんので、
注意を払わなければなりません。
次に気をつけたいことは、過密な飼育環境を避けることです。
具体的には、体長1センチの金魚に対して
3リットル程度の水を入れてあげるようにすることがおすすめです。
ほかにも、違う種類の金魚を同じ水槽で飼育すると、
見ている人間にとっては華やかで見ごたえがありますが、
泳ぎが苦手な金魚が過剰なストレスにさらされ寿命を縮めてしまったりします。
さらに、水質の管理も金魚を長生きさせるためには大切な要素で、
水温の急激な変化がないよう気をつけてあげつつ、
最低でも週に1度は位水槽の水を全て交換してあげるようにしましょう。
あとは、底砂と水草を置いてあげること、可能な限り
ろ過装置やエアーを使用してあげること、
水道水を利用する場合には、カルキ抜きした水を作ってあげることも
看過できないポイントとなってきます。
お祭りの金魚が病気なることはある?その予防策は?
金魚は、ストレスを感じると、体の表面についている寄生虫や
バクテリアが急激に増えることが分かっています。
もともと弱った金魚であったり、その後の飼育環境が悪く、ストレスにさらされて、
衰弱してしまうと、寄生虫やバクテリアが凄まじく増殖してしまい、
そのことが原因となる病気にかかって死んでしまいます。
お腹を上に向けて泳ぐようになれば、
間違いなく病気になっていると判断して間違いありません。
効果的な予防策があるかと言われますと、
なかなか効果が期待できるものはないようです。
とはいえ、ストレスを極限まで感じさせないようにすること、
住みよい環境に置いてあげること、エサをあげすぎないようにすることが
取り得る手段であると言えそうですね。
ズバリこれがお祭りの金魚の飼い方のポイント&注意すべき点!
いかがでしたか?
お祭りでゲットしてきた金魚の正しい飼い方としては、
エアレーションとトリートメントを行なうこと、
飼育環境を適正なものにしてあげること、
エサを与えすぎないこと、ストレスを軽減してあげることが挙げられます。
また、ほかにも気をつけていただきたい注意点としては、
持って帰るときの振動を極力少なくしたり、和金という種類の金魚を選ぶことが、
金魚を長生きさせることの一助とすることができると言えそうですね。
以上、今回ご紹介させていただいた内容を踏まえて、
お祭りの金魚を少しでも長生きさせてあげてください!