冷凍した餅の賞味期限は、約6か月です。
冷蔵保存だと賞味期限は約1週間なので、
比べるとかなりの長期保存ができるようになります。
お正月などの一番の消費シーズンは、お餅を食べる機会も多いので
余らせてしまった時の餅をどうやっつけようかと悩みますよね。
しかも、餅は水分も養分もたっぷり蓄えた食材なのでカビが生えやすいと言われています。
悪くなる前に冷凍保存したいところ。
餅は冷凍保存による味や風味などの劣化が、
他の食材と比べて少ないと言われているので安心して冷凍保存できます。
ただ、冷凍されている環境によっては
賞味期限の目安である6か月を待たずに悪くなってしまうこともあります。
冷凍庫から出した時に目視でしっかり確認をして、
カビが生えていないかどうかなど異常があれば食べずに処分してくださいね。
では、冷凍して賞味期限の長くなった餅を解凍する時はどうしたらいいんでしょう?
解凍の仕方や食べ方など、気になる方法についてご紹介していきましょう。
目次
冷凍した餅は自然解凍が一番いい?!他にも解凍法はある?
冷凍した餅は、自然解凍するのがムラなく解凍される良い方法です。
自然解凍にも冷蔵庫と常温とありますが、
冷蔵庫だと大体半日~1日、常温は4~5時間くらいで解凍できます。
どちらも冷蔵庫の環境や室温・季節などに影響されることがあるので、
大体の目安にして調節してくださいね。
明日は餅が食べたいなーくらいなら前日から冷蔵庫、
今日〇時には食べたい!とはっきりしてるなら常温といった感じに
解凍方法を決めても良いですね。
自然解凍以外でも、冷凍した餅は電子レンジやフライパンでも解凍できます。
簡単にその方法をご紹介します。
〈電子レンジを使った解凍〉
①冷凍した餅を耐熱皿に並べ、餅が完全に隠れるまで水を注ぐ
②600Wで3~4分チンして解凍
〈フライパンを使った解凍〉
①フライパンに大さじ1の油を入れて中火にする
②冷凍した餅を入れてフタをし、1~2分待つ
③餅が膨らみ、良い感じに焼き色がついたら裏返してもう片面も焼く
個人的な感想ですが、冷凍した餅をフライパンで焼く方法はとても便利です。
我が家では雑煮よりも焼餅をよく食べるので、
解凍から調理まで一気にできたのがとても楽でした(^^♪
冷凍した餅を解凍する方法が色々あるので、その日食べる献立に応じて
解凍法を変えれば時短に繋がるかもしれないですね。
冷凍した餅の切り方は?硬い餅をきるのに何かコツはある?
解凍してから切りましょう!
コレに尽きます(笑)
冷凍した餅もそうなんですが、1升餅や鏡餅のような大きな餅や
硬い餅を切るのは至難の業です。
恐らくですが冷凍した餅は、家庭で使う文化包丁では歯が入らないです。
そんなところ無理に切ろうとすれば怪我をしかねません。危ないです。
それに余談ではありますが、「縁起物の餅を刃物で切ることは良くない」という
古くからのいわれもあったりもします。
という訳で、解凍するが吉!
電子レンジなどで柔らかくしてから切りましょう。
先ほどご紹介した解凍法の中では電子レンジが一番早いですが、
手順通りの時間で解凍すると結構な柔らかさになります。
切るだけが目的なら、加熱時間は様子を見ながら短めでも十分ですよ。
冷凍した餅がくっつかない焼き方がある?!いったいどんなコツが?
冷凍した餅は、基本的に解凍してから焼く方が良いです。
解凍後の餅をくっつかないように焼くには
・餅同士の間を開ける
・網は十分に焼いておく
・オーブンやトースターの庫内を熱くしておく(余熱しっかり!)
・餅に十字などの切れ込みをいれる(膨らみすぎを防ぐ)
などです。
餅を焼くというと、トースターでの調理や網焼きなどが浮かぶと思いますが、
どちらも冷凍したままで焼くのはあまりおすすめできません。
冷凍した餅をトースターで焼くと、
くっつかない以前に芯が残った生焼け状態になるからです。
網焼きにしても、同様です。
という訳もありまして、冷凍した餅を網焼きやトースターなどで焼くなら
解凍してからがおすすめ。
通常よりやや短めの解凍時間でも、余熱で溶けて柔らかくなるので
そこまで厳密に解凍しなくても大丈夫です。
もし冷凍したまま餅を焼きたいなら、ホットプレートとフライパンがおすすめです。
くっつくこともないですし、何より解凍から焼きまで出来るのはとても便利。
気になる場合は、油を引けばくっつく心配なしですよ。
焼く以外でも、冷凍した餅をそのまま揚げるという方法もあります。
鍋に直接入れて調理しても、美味しく食べれて楽ちんです。
冷凍した餅を調理してくっついた場合は、
焼くなら解凍、煮るなら冷凍のままでもOK!をやってみてください。
きっともうくっつくことはなくなると思いますよ(^^♪
冷凍した餅って再冷凍できる?解凍しても食べきれなかったらどうする?
冷凍した餅を解凍、さらに再冷凍することはできます。
解凍したけど食べきれず、数日のうちに使いきれないようであれば再冷凍しましょう。
一般的に食材の再冷凍は細菌の繁殖の心配や風味や食感が落ちるなど、
良くないことが多いですよね。
餅は再冷凍を繰り返しても、そこまで質が落ちないと言われています。
ですが、早く消費できるならもちろんその方が良いので、
使い切れるだけの量を解凍するなど心がけましょう。
餅を冷凍する時はあらかじめいつも食べる大きさに切り分けておき、
個別にラップに包装またはジップロックなどの密閉できる袋に入れると良いですよ。
餅は冷凍してもゆっくり乾燥が進んでしまうので、
再冷凍のことも考えるなら保存時にしっかり密閉して冷凍してくださいね。
まとめ
今回のポイントは、
・冷凍した餅は賞味期限が6か月と長いこと
・冷凍した餅は切るにも焼くのも食べるのも「解凍する」こと
でした。
冷凍庫がなかった昔のことを考えると、
便利な時代になったもんだなぁと感心してしまいます。
今は電子レンジなんていう素晴らしい文明の利器もあるので、
冷凍した餅を好きなときに好きなだけ解凍して食べることができてしまうという・・・
余りの便利さに、餅を食べすぎてしまわないか心配です(笑)
是非皆さんも今回の解凍法を活用して、美味しくお餅を食べてくださいね(^^♪