
昨今、結婚したカップルの3組に1組が別れを選ぶという
高い離婚率となっていますが、逆に目立ってきているのが、
年の差結婚をするカップルの存在です。
芸能界など限られた世界だけではなく、一般人同士でも、
年の差がある人との結婚を望む人や実際に結婚する人が増えてます。
どうして年の差結婚をするのか、また実際に年の差結婚することによる
メリット・デメリットはどんなものがあるのか、
今回は、男性が年上で女性が
年下の年の差結婚をしたケースを前提に、お話させていただきます。
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年の差結婚はやっぱり最高?!そのメリットはどんなもの?
適齢期という言葉がもはや死語となっていることからも明らかなように、
結婚を意識する年齢は、今は人それぞれ違います。
早い人だと10代、またアラサーと呼ばれる30代から40代での結婚、
さらに50歳を過ぎてから初婚をする人も珍しくありません。
人生100歳時代と言われる寿命の伸びによって、
50歳で結婚したとしても、あと半分の人生を共に過ごすことができるのです。
そんな中、年の差のある人と結婚することによって、
得られるメリットはたくさんあります。
たとえば、結婚の条件として、女性が男性に望むのは、安定した経済力であったり、
子どもができたときに父親としての余裕や自覚を持てるようなタイプであるかどうか、
包容力や大人としての魅力を持っているか、
人生経験が豊かで一緒にいて安心できるかどうか等です。
対する男性が女性に望むことは、自分の子どもを産んでくれる(産める)かどうか、
綺麗で身なりがちゃんとした女性らしさを兼ね備えている人(ズボラでない)かどうか、
自分よりも年齢が若いか等で、
男性としての本能的なものがそうした傾向に向かわせるのは、当然かもしれません。
年の差結婚では、こういった男女のそれぞれに求める利益がマッチングし、
実現できる可能性が高くなるとあって、今注目されているのです。
ほかにも、年の差があることによって、相手を思いやることができたり、
激しい喧嘩になることもなく、お互いがお互いの価値観を素直に受け入れ、
認め合うことができます。
そう考えると、年の差結婚をして、
最高に幸せになっているカップルが多いこともうなづけますね。
また、もしも、すでに定年退職しているようなシニア男性との結婚であっても、
莫大な資産があったり、不労所得が確実に入ってくれば、
女性は余裕のある安定した生活を送ることが期待できます。
年の差結婚に不安はないの?考えられるデメリットとは?
そんな年の差結婚ですが、良いことだけではありません。
たとえば、夫が先に老後を向かえるため、妻はその面倒を見たり、
介護をしなければならなくなってしまいます。それ以前であっても、
突然病気になって健康を害してしまう恐れも考えられます。
また、加藤茶さんは、45歳婚をされたことで知られていますが、
お二人の間に子どもはいらっしゃいません。
そのように、子どもを持ちたくても、
なかなか出来ないといったこともないわけではありません。
ほかにも、若い女性を妻としたことによって、
浮気されてしまう可能性がないわけではありませんし、
たとえ子どもが出来たとしても、
その子の将来の姿や孫を目にすることは難しくなってしまいます。
さらに、どこへ行っても最初は夫婦と思われず、
色眼鏡で見られることも少なくないでしょう。
このように、年の差結婚について回るデメリットですが、
こういったリスクやトラブルは、どんな夫婦にも起こり得ることですので、
その可能性が普通より若干高くなるといった程度の捉え方で
あまり心配しすぎることは取り越し苦労であるとも言えそうです。
年の差結婚は何歳まで許せる?実際の例は?
一般的に、年の差結婚と言われる年齢差は、
7歳以上離れている場合を指すと言われていますが、
特殊な例として40歳差のカップルもいれば、
男性40代、女性20代といった20歳差もカップルもいます。
そう考えると、10歳程度の差であれば、このご時世、全く違和感はありません。
もちろん、二人の前に立ちはだかる問題として、親や親族からの反対もあるでしょうし、
子どもが成人するときの夫の年齢も気になりますし、妻が若すぎれば、
浮気されたり離婚されてしまうこともあります。
また、たとえ添い遂げたとしても、男性の平均寿命が女性のそれと比べて、
短いこともあって、妻は、夫に先立てれて寂しい未亡人になってしまい、
残りの長い人生をひとりぼっちで生きていかなければならない可能性もあります。
でも、そういったデメリットがあることによって、
むしろ、共に生きられる時間が限られていることを常に意識するため、
日頃から仲良くしようと心がけたり、夫婦生活を大切にできたり、
前向きに生きることができると言えなくもないのではないでしょうか。
いかがでしたか?
経済不安や治安の悪化などが深刻化した世知辛い世の中ですから、
仕方なく年の差結婚を選択するといった方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、誰もがネガティブに年の差結婚をしているのではなく、
むしろ自ら積極的に年の差結婚をする人が増えてきていることもまた事実です。
これからますます未婚化・晩婚化が進んでいくことが想像されますが、
そんな中で年の差結婚をする人の割合は、逆に増えていくのではないかと思われます。
結婚相手に求める前提や条件を厳しくしてしまうこと・狭めてしまうことで
結婚自体ができないよりかは、むしろ、年の差があっても、
当人同士が納得していて、幸せであれば、結果オーライだということですね。